2022年に日本再上陸を果たしたヒョンデ。その際、アイオニック5やネッソと同時に登場したのがSUVのコナ。しかしコナの丸っこいデザインは日本ウケがいまひとつ。そこで登場したのがスポーツテイストを前面に出したコナ Nラインだ!!
※本稿は2024年9月のものです
文:鈴木直也/写真:平野 陽
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
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【画像ギャラリー】キリッと引き締まった姿に変身!! よりおしゃれにスポーティーにお色直ししたヒョンデ コナ Nライン(20枚)
■日本でのプロモーションを積極的に展開するヒョンデ
ヒョンデ コナ Nライン。外装をスポーティーにまとめて引き締まった印象だ
2022年に電動車専業で日本市場にカムバックしたヒョンデは、認知度の向上を目指してまずは尖ったモデルからプロモーションを展開した。
象徴的なのが、アイオニック5Nでサーキット試乗会を積極的に実施したこと。優れたハンドリングやユニークなサウンド機能などで「ただの直線番長じゃない。走りの面白いスポーツEVだ」という好評価を得ている。
もちろん、最高出力478kW(650ps)、価格約900万円のアイオニック5Nがバカ売れするとはヒョンデも考えていない。
販売の主流となるのはコンパクトクロスオーバーのコナ(KONA)で、こちらはリーズナブル価格(エントリー400万円を切る)で使い勝手のいいファミリーモデル。コナをたくさん売ることこそ、ヒョンデにとって一番の課題だ。
静粛性、快適性、そして扱いやすいハンドリングなど、コナの走りはEVならではの魅力を上手く引き出しているが、まだまだ普及初期段階のEVを売るためには“華”も欲しい。
また、ヒョンデのリサーチによると、日本のユーザーはコナの丸っこいデザインを大人しすぎると感じているらしく、デザイン的にもう少しアグレッシヴなほうが好ましい。
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■大人しいコナのルックスが一変!
リアバンパーも専用デザインとなった。ウイングタイプのリアスポイラーが大きな特徴
そんな狙いから生まれたのが、コナ Nライン。その名のとおり、アイオニック5Nにあやかったスポーティな追加モデルだ。
前後バンパーの形状を全面変更したほか、ルーフエンドには2分割ウイングタイプのスポイラーを装着。専用デザインのアルミホイールと“N Line”のエンブレムがサイドビューを引き締める。
アイオニック5Nと同様の“N”ロゴ入りアルカンターラシートやブラックを基調とした内装もスポーティな雰囲気だ。
ただし、モーターやバッテリーの仕様やサスペンション設定などは既存モデルの“ラウンジ”と同じだから、走りについては既存モデルと変わっていない。
204ps/26.0kgmのモーターはマイルド気味に味付けされていて、EVならではのドーンという加速感を味わいたいならスポーツモードを選ぶ必要がある。静粛性と快適性、そしてしなやかな乗り心地こそが、コナのいちばんの美点だと思う。
気になる航続距離については、今回の試乗では約75km走って電費5.7km/kWhを実測。バッテリー容量64.8kWhでWLTCモード541kmが公式スペックだが、実用的には300kmくらい走ったら充電しておきたくなる、という感覚だった。
なにはともあれ、北米、欧州、アジアなど、どこへ行っても目立っているのがヒョンデのEV。アーリーアダプター需要が一巡して踊り場状態のEV市場だけど、今後はこういう実用的なモデルがシェアを伸ばしてくるんじゃないかな?
ヒョンデ コナ Nライン 主要諸元 ※コナ Nラインは国のEV補助金だけでも45万円が見込め、実質価格は約460万円となる見通し(2024年8月下旬時点は未定)
●ヒョンデ コナ Nラインのポイント
・ヒョンデNモデルのスポーツテイストを内外装に採用したグレード
・専用の前後バンパーやリアスポイラーなどを装着
・内装はブラック基調でレッドのアクセントを採用
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みんなのコメント
丸っこいデザインがウケ無いのではなく、韓国車が受けない。EVがウケない。
ウケない要素が2つもあれば間違い無く売れない。