■ハイブリッドモデルが総売上高の52%
トヨタモーターヨーロッパ(TME)は2020年1月から9月の9か月間のトヨタおよびレクサス車の販売台数は71万5081台で、市場シェアが6.1%に上昇したと発表しました。
これは、昨年同期の売上高は-15%減少した結果となりますが、COVID-19パンデミックの影響により-25%市場が縮小したことを考慮すると、相対的に増加となる結果です。
また、ハイブリッド電気自動車に対する顧客の需要は引き続き高く、37万2893台が販売されて総売上高の52%を占めました。この需要は西ヨーロッパに限定するとさらに高まり、売上の63%を超える結果となっています。
第3四半期(2020年7月から9月)で見ると、新型「ヤリス」が登場した9月が、トヨタ車での顧客契約数の最大を誇った月となっており、合計で売上高は前年比11.5%増となりました。
トヨタモーターヨーロッパのエグゼクティブバイスプレジデントであるマットハリソン氏は、次のようにコメントしています。
「COVID-19パンデミックにより生産を停止した後、5月に生産を再開して以来、トヨタとレクサスの販売の勢いは、ラインナップ全体での高い顧客需要と、新型ヤリスの発売による追加のブーストにより、急速に回復しています。
そのため、パンデミックの影響により、まだまだ先行きは不透明ではありますが、現在の市況が第4四半期まで続くと仮定すると、2020年の販売予測を97万5000台に引き上げることができる数値となっています。
また、多くのユーザーが低CO2のハイブリッドモデルを選択していることもあり、『RAV4プラグインハイブリッド』(日本名:RAV4 PHV)、『プロエースEV』、レクサス『UX300EV」「」を発売することで、電動パワートレインの選択肢を拡大しました」
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トヨタのベストセラーである「カローラ」、ヤリス、RAV4は、2020年の最初の9か月間でブランドの総売上高66万4157の57%を達成しました。
そして第2四半期の急激な市場縮小から大きく回復し、現在はわずか14%の減少にとどめています。
2020年1月から9月のハイブリッド車の販売は、西ヨーロッパで61%、東ヨーロッパで23%、地域レベルで51%を占めました。
また、レクサスは9月までの1年間で5万924台を販売し、20%減少する結果となりましたが、それでも市場全体を上回っています。
ブランドのベストセラーには、売上の75%を占めるSUV(「RX」「NX」UX)が含まれており、ハイブリッド車の販売は、地域全体の64%、西ヨーロッパでは99%を占める結果となっています。
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