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グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か

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グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンからのオファーをすでに断ったのは、感情的な相違があったことが主な理由と考えられている。この温厚なエンジニアがレッドブルを離れることが明らかになった直後に、アストンマーティンは彼にオファーを出していた。

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 マイアミGPの週末、チーム代表のマイク・クラックは、「我々は技術部門の充実度に十分満足しており、上級職レベルで大きな変更を加える必要はないと考えている」と繰り返し語った。

 しかし、すべてのF1チームにとってのニューウェイの価値について問われたクラックは、「彼はF1史上最も成功したエンジニアなので、どのチームにとっても付加価値となるだろう」と認めた。

 アストンマーティンがニューウェイに5年契約で1億ドル(約155億円)とも言われる巨額の契約オファーをしたことは間違いないが、ニューウェイに近いとされる情報筋によると、彼はそのオファーを断ったという。ホンダとの仕事を継続し、キャリアにおいて初めてフェルナンド・アロンソと仕事をする機会を得るという見通しは魅力的だったが、ニューウェイは自分の性格がローレンス・ストロールのチーム運営のやり方に合わないと感じていた。

 ニューウェイはどこへ行くのか選択できる有利な立場にあることから、次のチームでは自分の性格に合った仕事の環境を持ちたいと考えている。そして、ストロールが独裁的であるという評判を考慮し、彼はチームへの参加を断った。また、イギリス人エンジニアは常にF1で最高のドライバーたちと仕事をしたいと考えているため、ランス・ストロールのようなドライバーがマシンのうちの1台に乗っているチームに参加する気はないものと思われている。

■メルセデスで期待される若きルーキー
 ミック・シューマッハーとアンドレア・キミ・アントネッリは、2022年仕様のメルセデスW13を2台使用して、近日中にシルバーストンでともにテストを行う予定だ。メルセデスは、このイタリアの若き天才を今シーズン後半、もしくは2025年の世界選手権開幕からF1にデビューさせる準備を強化している。

 ドイツの一部観察筋はこのテストについて、来年に空くジョージ・ラッセルの隣のシートをめぐるシューマッハーとアントネッリの戦いの場と見ているが、チーム関係者はその説を否定している。チームの観点から見ると、特にイモラでの2日間のテストにおけるアントネッリのラップタイムは安定しており印象的だったが、彼は単独で走行していたので、メルセデスはパフォーマンスの全体像を把握できなかった。

 同じ日に同じ気象条件でもうひとりのドライバーに同じマシンをテストさせることで、メルセデスはミック・シューマッハーをベンチマークとし、アントネッリの現在のスピードを正当に評価することができるだろう。シューマッハーはチームがよく知るドライバーだ。ピレリのためにかなりの量のテストを行ってきたし、彼らのメインシミュレータードライバーも務めている。だからこそ、メルセデス内部の期待は高まっている。

 誰もが、この若手イタリア人ドライバーがF1デビューに向けてどれだけ準備ができているのか知りたがっている。フェルスタッペンが2025年末までレッドブルに留まる可能性が高いことを考えると、2025年にアントネッリをラッセルの隣に据えるというのが、今のところトト・ウォルフが望んでいる計画のようだ。

■お騒がせのトランプ
 レース開始のわずか数時間前にドナルド・トランプがマイアミに突然現れたことで、ほとんどのチームのレース前のルーチンに大きな混乱が生じた。元アメリカ大統領であるトランプは、シークレットサービスのエージェントに囲まれている。彼が訪問する予定のすべてのエリアは、現地到着前に彼らによって立ち入り禁止にされなければならない。

 トランプ前大統領は、ガレージに向かってからパドッククラブの彼のスイートルームに行く前に、少なくとも1チームからもてなしを受けることを主張したため、パドック全体が封鎖され、約30分間にわたって誰も出入りすることができなくなった。

 当然ながら、この作戦全体が秘密裏に行われたため、多くの人々が封鎖に巻き込まれ、アクセストンネル内にかなり長い間閉じ込められてしまった。トト・ウォルフもそのひとりだった。彼はメルセデスのガレージからスクーターに乗ってパドックの入り口に到着した。ウォルフは、他のチーム、ゲスト、メディアの人々が並ぶ長い列のなかで待たざるを得なかった。彼らのなかには、時間を無駄にしないためにスケジュールを変更することを選んだ者もいた。

 一方、F1は全チームに元大統領を数分間もてなせるかどうか尋ねたところ、マクラーレンだけが応じたため、トランプはレースの前後にチームのモーターホームとガレージを訪れ、ランド・ノリスのF1初優勝を祝福する機会を得た。

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みんなのコメント

7件
  • oom********
    この話か本当なのか分からないけど、仮に本当だとしても驚きはないな。
    個人的なイメージではあるけど、如何にもストロールパパは強権を振り翳しながら周りをコントロールするのを信条としてそうだもんな。
    そういうのは、ニューウェイが一番嫌いそうな感じがする。
  • dre********
    ストローパパは、ニューウェイの作ったマシンに
    ストローチンポ(息子)のクズを乗せれば
    グランプリで勝てると考えていたんだろうよ。
    アロンソはともかくとしてね。

    で、交渉にアロンソをダシに使ったけど、
    ストローチンポ(息子)を乗せたいって
    下心をニューウェイに見抜かれて
    オファーを蹴飛ばされんだろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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