■ローンの本質は「時間をお金で買う」こと
どうしてもほしいクルマがあるとき、ローンを使うのもひとつの手です。
とくに、スーパーカーを購入する人には120回(10年)などの超長期ローンを利用する人も少なくないといいます。そこにはどんな背景があるのでしょうか。
クルマのような高額商品を購入する場合、ローンを使うことは決して珍しいことではありません。
ただし、国産メーカーの販売店で用意されているローンは36回(3年)から最長でも60回(5年)の期間で返済するものほとんどです。
銀行や信販会社などのローンを使えば、新車でも120回払い(10年)の超長期ローンを組むことができる場合がありますが、金利や手数料、クルマの残存価値を考えるとおすすめの選択肢とはいえません。
しかし、中古のスーパーカーを購入する人には、120回払いなどの超長期ローンを利用する人は少なくないといいます。
損得の話でいえば、基本的には現金一括払いがもっともお得であるのは新車でも中古車でも同じです。
ただ、十分な現金がなかったり、あるいは現金を残しておく必要があったりする場合にローンを使うことになります。
ローンの返済期間を長くすればするほど、月々の支払いは低くなり、その分金利として支払う額が増えて総返済額は大きくなるのが普通です。
それでも、将来的に収入が増える見込みがあるならば、金利を支払ってでも、いままとまったお金を用意することができるローンは大きなメリットがあります。つまり「お金がたまるまで待つ時間をお金で買う」というのがローンの本質といえます。
常識的にいえば、余裕のある現金で買えるクルマを選ぶのが良いのかもしれません。
ただ、中古車の場合、資金が貯まった頃にも同条件で購入できる保証はないため、そうした場合にはローンを組むという選択肢をとるケースは珍しくありません。
例えば、240万円の一般的な新車を、頭金なしの120回ローンで購入すると月々の支払いは2万円+金利です。
仮に実質金利が年率5%だとすると、総返済額はおよそ305万4600円となり、実に65万4600円もの金利が発生する計算となります。
もちろん、ローン完済後のクルマは名実ともに自分のモノとなりますが、年間走行距離が1万kmの場合、10年落ちで走行距離10万kmのクルマとなります。
一般的なクルマの場合、売却するとしても資産としての価値はほとんど期待できません。
つまり、240万円+金利の計305万4600円を、10年間かけて消費したと考えることができます。
一方、1200万円の中古のスーパーカー、たとえばフェラーリのモデルを、同じく頭金なしの120回ローン、実質金利は年率5%で購入したとします。
月々の支払額は10万円に金利としておよそ2万7278円となり、総返済額は1527万3360円にも及びます。
ただ、フェラーリのようなスーパーカーは、10年後でも価値が減少しづらく、それどころか保管状況や使用状況によってはむしろ価値が上がることもあります。
仮に、10年後でも1200万円の価値を保っていたとしたら、およそ327万円の金利分を10年かけて消費したことになります。
やや乱暴な計算ではありますが、前述の240万円のクルマを120回ローンで購入したときと比べて、10年間で消費した金額は大きく変わらないと考えることが可能です。
ここからは個人の価値観次第ですが、実質300万円少々で10年間スーパーカーオーナーとしての生活を楽しめることに価値を感じる人もいるかもしれません。
実際にはメンテナンスや保管に関する費用がかかったり、スーパーカーオーナーならではの苦労もあるため、240万円の新車と同等に考えることはできません。
それでも、理論上は、前述のようなシミュレーションが可能であるといえます。
■残価を想定すれば3000万円のフェラーリが実質900万円に?
あこがれのスーパーカーが手に入るのであれば、月に10万円+金利をなんとか支払おうという人もいるかもしれません。
実際に、相当やりくりすれば、会社員でも絶対に不可能ということはないでしょう。
しかし、新車のフェラーリともなると、3000万円程度の予算が必要となることから、仮に120回ローンが利用できたとしても月々の支払いは少なくとも30万円以上となり、とても現実的ではありません。
ただし、フェラーリはあらゆるクルマのなかでもトップクラスのリセールバリューの高さを誇っているのが特徴です。
モデルにもよりますが、フェラーリの残価設定ローンでは3年後に70%程度の価格での買取を保証しています。
車両価格が3000万円で3年後の残価率が70%と仮定すると、ユーザーは3年間で900万円+金利を支払えばよいということになります。このように考えると、支払い上のハードルはかなり低くなります。
このように、将来のクルマの価値も含めて考えてみると、実際の車両価格とはまたイメージが変わって見えるかもしれません。
もちろん、ここまでの話は机上の空論、絵に描いたモチであり、超長期ローンには相応のリスクがあるのも事実です。
安易なローンの利用はおすすめできませんが、将来の収入とクルマの価値のバランスがとれているなら、ひとつの選択肢と考えてみてもいいかもしれません。
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