アウディ ジャパンは、最大7人乗りの広くて上質な室内空間を備えたプレミアムSUVである 新型Audi Q7を発売した。
日本で2006年にデビューした初代Audi Q7は、スポーティでスタイリッシュなエクステリアデザインと7人乗り3列シートを擁する時代を先取りしたSUVとして世界各国で人気を博した。
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2016年に2代目へとフルモデルチェンジしたQ7が、このたびの大幅改良でエクステリアのみならず、インテリア、パワートレイン、インフォテインメントシステム、先進安全装備など、全方位での進化を果たした。
エクステリアデザインは、Qモデル用にデザインされたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルなどにより、力強くスポーティな印象へと生まれかわった。
リヤデザインはフラットな左右のリヤライトをつなげる印象的なアルミニウムストリップを配置し、リヤライトのテクニカルなグラフィックとともに、水平基調のデザインがさらに進化している。
足元には、標準車が19インチ、S lineが20インチのアルミホイールを標準装備した。
また、インテリアでは、アナログメーターのかわりに12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピットを装備。
スピードメーターをはじめナビ画面など、ステアリングに備わるスイッチを介して表示の切り替えが可能だ。インストルメントパネルの中央には、ハプティックフィードバックを備えた大型タッチスクリーンを上下に2つ配している。
上段の10.1インチディスプレイは、インフォテインメントおよびナビゲーションを、下段の8.6インチディスプレイは空調コントロールなどを操作するもの。
乗車定員は5名を標準とし、オプションで7人乗り3 列シート仕様の7シーターパッケージを用意。2 列目には、個別にシートスライドとリクライニングが可能な独立した3人分のシートを設定し、さらに電動格納式のサードシートを備える。
ラゲッジスペースは5人乗り仕様で通常時 890ℓで、2列目のシートを格納すれば 2,075ℓもの広いスペースを確保。7人乗り3 列シート仕様の場合、サードシートを格納した状態で770ℓ、セカンドシートも格納すれば1,955ℓの収納が可能で、ミニバンにも匹敵する使い勝手を実現している。
パワートレインは、ツインスクロールターボを採用する 3.0ℓ V6エンジンに48V電源とマイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムを組み合わせることで高効率化を実現。
最高出力250kW(340PS)、最大トルク500Nmを発揮。トランスミッションは 8速ティプトロニックを採用。機械式センターディファレンシャルを搭載するquattroフルタイム4WDは、通常時には前後40:60にトルクを非対称に配分し、FRのような軽快なハンドリングとquattroならではの安定性を両立。
路面状況によっては、トルク配分を前後70:30~15:85へとダイナミックに変化させることで、優れたトラクションとダイナミックな走りを実現している。
足回りには、+60mmのリフトモードから -30mmのハイウェイモードまで4段階で車高調整が可能なエアスプリングと、減衰力を連続的に調整できるショックアブソーバーを組み合わせた、アダプティブエアサスペンションをオプションで設定。
S lineには、車高を15mm低め、よりスポーティなチューニングを施したアダプティブエアサスペンションスポーツを標準装備しており、よりダイナミックなハンドリングと快適な乗り心地を高い次元で両立している。
安全運転支援システムも多くの最新機能を搭載。アダプティブドライビングアシスタント(ADA)は、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したもので、車間距離保持機能を盛り込んだクルーズコントロールと車線維持機能により、ドライバーの疲労を軽減。
エマージェンシーアシストは、走行中にドライバーに異常が発生した際に、システムがドライバーに注意を促すとともに、ドライバーからの反応がない場合には車線を維持しながら車両を緩やかに減速、停止する。
サラウンドビューカメラは、車両に配置した4つのカメラから得た映像を合成して、あたかも上空から眺めているような映像を MMIモニターに表示。車両周辺にある障害物や歩行者などの発見に役立つ。
さらにカーブストーンアシストは、駐車などの際に、車両の前後だけでなくタイヤ周辺の状況を3Dビューにより確認することが可能で、ホイールが縁石などに接触してダメージを受けるのを避けるのに役立つ。
また、新型Audi Q7の発売を記念してQ7 45 S line limited限定車を発売。高効率な2リッター直列4気筒ターボエンジンに8速ティプトロニック及びquattroフルタイム4輪駆動システムを組み合わせている。
最高出力は185kW(252PS)、最大トルクは370Nmを発揮。JC08モード燃費は11.0km/ℓを達成。7シーターパッケージ(3列目シート、4ゾーンエアコンディショナー、パワークロージングドア)やプレミアムパッケージ(エクステンディッドアルミニウムブラック/ブラックグラスルックコントロールパネル、プライバシーガラス)に加えて、21インチアルミホイールを特別装備。
エクステリアカラーは限定車専用色のバリークブラウンメタリックをはじめ、グレイシアホワイトメタリック、デイトナグレー、オルガブラックメタリックの計4色を設定。310台の限定販売となる。
関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html
構成/DIME編集部
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