アウトランダーPHEVがフィリピンで発売。アセアンでの販売強化を目指す

三菱自動車工業はプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」をフィリピンで2020年9月5日に発売した。アセアン地域においては、2019年7月のインドネシアでの発売に続き2カ国目となる。
 
「アウトランダーPHEV」は、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション傘下ディーラーである、ピーク・モーターズ・フィリピンズ（PMPI）マニラベイ支店で販売を開始し、2021年までに順次フィリピン国内での販売店舗を拡大していく。
 
PMPIマニラベイ支店は、海外市場初となる次世代店舗「電動DRIVE STATION」としての機能を2020年度中に追加する予定だ。
 
「電動DRIVE STATION」は、新車販売やアフターサービスなど通常の店舗機能に加えて、太陽光発電システムとV2H（電動車に蓄えた電気を家に供給する仕組み）機器を備え、太陽光発電による電動車への充電と、電動車から店舗への電力供給が可能となるもの。
 
三菱自動車の矢田部陽一郎Co-COOは、
「本年7月に発売した新中期経営計画で当社はアセアンを成長ドライバーとして位置づけています。『アウトランダーPHEV』のフィリピンへの投入は、アセアン地域の経済発展に加えて、環境保全にも貢献していきたいという当社の姿勢を示すものです。フィリピンの自動車産業並びに地域経済発展に貢献しながら、電動車への理解・共感を広げる活動にも取り組んでいきます」
とコメントした。
 
 
「アウトランダーPHEV」は、三菱自動車の強みである電動化技術と四輪制御技術の粋を集めたフラッグシップモデル。力強く滑らかなうえ静粛性にも優れるEVならではの走りと、優れた環境性能を併せ持つ。またツインモーター4WDシステムや車両運動統合制御システム「S-AWC」によって、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現している。
 
「アウトランダーPHEV」は、2013年に世界初としてのSUVタイプのプラグインハイブリッドEVとして日本で発売。これまでに世界60カ国以上で販売し、累計販売台数は26万台に達している（2020年8月末現在）。
同車は世界最多販売台数（2013年1月～2020年3月の累計販売台数＊）を誇るプラグインハイブリッドEVであり、欧州では2015年から5年連続でプラグインハイブリッドカテゴリーの販売トップとなっている（2015年1月～2019年12月累計販売台数＊）。
 
＊三菱自動車調べ
 
 
三菱自動車
https://www.mitsubishi-motors.co.jp

Comments

三菱は新興国に強いからこそできることでもあり、
アライアンスのしがらみから守る最後の手段でもある。

電気設備とか間に合うのかな。