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【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その8

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【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その8

 渋滞に巻き込まれるなどスタートに間に合わない波乱の7日目

 グレートレースもいよいよ後半戦! 今日を含めてあと3日を残すのみとなった。今日からはミシガン州内を巡るコースが設定される。

【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その7

 ホテルを出て、フリーウェイへと向かう道のりから、もう街の雰囲気がこれまでと違う。今までは北米ビッグ3のクルマが多かったが、今日はホンダやトヨタ、レクサス、スバルなど、日本車のユーザーが多いように感じられるのだ。またこういったレースイベントへの理解があるうえに、ノリもいい。走行中、道を譲ってくれるクルマがあったり、横に並んで「パパ~」とクラクションで合図していくクルマも多かった。

 さてスバル360のほうは、エンジンがカブり気味だったこともあり、昨晩、スーパーメカニックの喜多見さんがプラグ交換を行う。現地のコーディネーターに手配を頼んでいたのだが、お願いしていたのとは別のものが来てしまったとのこと。しかし朝イチのチェックではフィーリングもよかった……のだが……。

 レースは波乱の展開となった。ホテルからレグ1のスタート地点まで、余裕を持って出れば良かったのだが、途中で渋滞に巻き込まれるなどのトラブルもあり、なんと規定されたスタート時間にまったく間に合わず。車内に漂う微妙な空気……。これまでに比べて一般車の走行量が多く、時間調整がこれまで以上に難しくなりそうだ。

 7日目にしてついにACEを獲得!

 しかし、それ以外は無難にランチ前の走行をこなし、後半の走行へと向かおうとするが、駐車場でスタートする際、いきなりエンジンが掛からない! やはりプラグがダメだったか!? なんとかスタートするも、スバル360は青息吐息の状態。80km/h以上を出すと止まってしまうということで、だましだまし走るも、何度も何度もクルマがストップ。

 最終のレグ9からゴール地点までの間には、スイーパーカー(最終競技車の後ろから追いかけるクルマ)が後ろを付いてくるような状態になりながら懸命に走り、なんとかゴールするも、レグ9についてはDNF(Do Not Finish)で途中棄権扱いとなってしまった……。

 しかし、ドラマは最後に待っていた。運営スタッフがコ・ドライバーの小島さんに声を掛けながら、今日のスコアを手渡す。「ACE(エース)がひとつあったわよ!」。なんと、レグを規定された時間で走行するともらえる『ACE』を獲得することができたのだ!!

 クルマが絶不調となったことから、重苦しさが漂っていたチームの雰囲気が一転! 喚起の輪が広がる。獲得したのはレグ2。ガクっと調子が悪くなったレグ3の前だ。「もちろん、いつもACEを狙いながら走っているけど、どうして獲得できたかはわからないな~。ただコースのアップダウンも少なかったし、規定された速度もほかより速くなかったから、スバル360でも対応できたのかもしれないね」。

 しかし心配なのはスバル360のほう。プラグをなんとかしなければいけないうえ、喜多見さんによるとインテークマニホールドの、おそらくガスケット部分から二次エアーを吸い込んでいる(本来とは別の場所からも空気が入ってしまうので、混合気が薄くなる)可能性があるという。こちらは今日も、喜多見さんによる夜を徹しての作業が行われる。

 吉凶が入り混じった波乱の7日目を終え、明日は8日目。果たしてスバル360は復活するのか!?

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