■17年ぶりの復活を遂げる「クラウンエステート」
「いつかはクラウン」という昭和の代名詞をご記憶の方はすでにシニア層であろうが、多くのご苦労を含めて経験豊富な人生を送ってこられたに違いないとお察しする。
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人間だけでなく、「クラウン」も、その位置付けや求められるニーズは、時代の変化に応じて大きく変化してきた。
そんなクラウンは、4つのラインナップが設定され大きくデザインを一新した“16代目”が2022年に登場したが、新型「クラウンエステート」を省く3つのモデルはすでに発売され、同車の登場を待つばかりとなっている。
エステートという名称は、1999年に登場した11代目クラウンまで使われていたが、は2007年に生産終了しているため、今回の新型クラウンエステートが発売されれば、なんと17年ぶりの復活となる訳だ。
当時のクラウンエステートは、トヨタの高級ワゴンタイプとして、1999年から2007年まで製造され、特に上質な内装や静粛性、快適性を重視したモデルであり、日本国内外で高い人気を誇っていた。
新型クラウンエステートはこれまでのステーションワゴンとは異なって、「ラージSUV」としてラインナップされており、米国では「クラウン・シグニア」の名称で2025年型として、販売が開始されている。
新型クラウンエステートのスタイリッシュなシルエットは、洗練されたエレガンスと究極の快適さをシームレスに融合させている。
なめらかな曲線と広々とした車内空間が一体化しているのである。他のクラウンシリーズと同様のハンマーヘッド型フロントエンドは、大胆かつ堂々とした存在感だ。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mmとされており、従来のエステートという名称では若干の違和感を覚えるくらい車高が高く、やはり「SUV」というネーミングの方がしっくりくるかもしれない。
クラウンブランドとしての高級感のあるエクステリアに加え、エステートらしい広い荷室を備えたラグジュアリーワゴンのSUVとなっている。
パワートレインはHEV(ハイブリット)とPHEV(プラグインハイブリット)の2種が設定され、駆動方式はいずれも4WDの予定。2.5リッターDOHC4気筒エンジンと2つの電動モーター、ジェネレーターを搭載する予定だ。
トヨタは「後席のフルフラットデッキと共に機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめる」と発表しているように。広い荷室エリアと座席面は完全にフルフラットにすることができるため、車中泊などでも快適に過ごせ、アウトドアでの利用でもしっかりと活躍できるだろう。
ボディカラーはモノトーン5色とバイカラー5色の計10色を設定。グリルにはエステート独自のひし形を組み合わせたデザインがモチーフされている。
インテリアカラーはブラック、ブラウン、ブルーの3色が設定され、新型クラウンエステートのみに設定されるブルー色は、爽やかな上質感の演出に一役買っている。
また、12.3インチのトヨタオーディオマルチメディアタッチスクリーンや、トヨタセーフティセンス3.0も標準装備されるだろう。
※ ※ ※
1955年に誕生した初代クラウンから約70年。初の純国産の日本車という看板から、クラウンは、保守的セダンという印象を大きく覆し、かつての固定観点的イメージは完全に打破している。
新しいクラウンシリーズが、このエステートで完結するのだ。新型クラウンエステートの発売時期は「2024年央以降」とされている。もうすぐ、街中でもお目にかかれることだろう。
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みんなのコメント
とっくに出されたメーカーリリースをうつしてるだけじゃん。