■「ランクル顔のプロボックス」がスゴい! “マニア”もびっくりの再現度
ライトバンの定番モデルであるトヨタ「プロボックス」。このプロボックスに「ランドクルーザー70」(以下、ランクル70)の“顔”を移植したカスタムカーがあるのです。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが「ランクル顔プロボックス」です! 画像で見る(36枚)
商用ライトバンでおなじみのプロボックスは2002年に登場後、高い積載能力と堅牢性に加え、シンプルな構造と信頼性の高さで支持されています。
近年では、そうした商用ニーズだけではなくアウトドアレジャー用途や車中泊などのカスタムベース車として、一般ユーザーからも人気を集めています。
プロボックスをベースとしたアウトドアカスタム車両は多く存在しており、商用車らしいシンプルな外装に手を入れたものや、広いラゲッジスペースをより便利にするアイテムなども販売されています。
しかし、プロボックスのボディはそのままに、ぱっと見がランクル70に見える不思議なカスタムカーが存在します。それが「70 YO. 70デストロイヤー」です。
製作したのは、福岡市博多区に店舗を構えるカスタムショップ「箱ばん屋」。「働く車の専門店」として、プロボックスなどの商用車中心のカスタムを手がけ、カスタムパーツ取り付けや、外装および内装の塗装、フロア加工なども受け付けています。
さらに、完全オーダーメイドでのカスタム車両製作を行っており、事前のヒアリングにもとづいた最適なカスタムプランの提案に加え、要望や予算に合わせた柔軟なカスタマイズにも対応してくれるとのことです。
そんな箱ばん屋が製作した70 YO. 70デストロイヤーは、丸目ヘッドライトが特徴のランクル70のフロントフェイスを“移植”。
プロボックスのスクエアなボディに意外なほどよくマッチしており、プロボックスに備わるブリスターフェンダーも、無骨なフェンダーアーチとオフロードタイヤを引き立てています。
また、左フェンダーに備わる「アドブルー」給水カバーやリアフェンダーに設けられたベンチレーションダクトなど、ランクルマニアにはたまらない細部までこだわって再現。
さらに70 YO. 70デストロイヤーのこだわりは、フロントだけではありません。
箱ばん屋の担当者によると、フロントフェイス以外でも後から見た際のリア部分にもこだわっているとのこと。
比較的シンプルなデザインとなっているプロボックスのテールにも手を入れ、リアバンパーやバンパー内部のテールランプまで70ランクルの形状を模した、徹底的なこだわりぶり。
また現行型のランクル70同様に、車体側のテールレンズはカバーを装着して、機能を削除。バンパー内蔵のテールランプに集約し、「悪路での破損のリスクを少なくする」というランクル70の世界観がそのまま踏襲されました。
内装でもかなり手を尽くしたようで、ペイントなどを施したうえで色調を合わせたシートカバーやフロアマットへと交換し、ステアリングはエアバックを残したまま純正のガングリップタイプへ変更したとのことです。
ベースとなっているのはプロボックス「Fグレード」の新車で、ワンオフの展示車両ではなく手頃な価格で購入できる点も特徴です。
販売価格については、デモ車両に装着したホイールとルーフバスケットを除いた外観で定価150万円。なお、先着10台に限り特別価格120万円で販売しているとのことです。
加えて、前出の担当者は「内外装をフルカスタムしたデモ車両をモデルとすると諸費用含めて391万円です。カスタム内容の調整により価格を抑えて製作することも可能です」と話します。
※ ※ ※
70 YO. 70デストロイヤーは、箱ばん屋の公式インスタグラムで2024年12月15日に公開。翌16日から販売を開始しています。
早速多くの反響が寄せられているといい、今後の展開についても期待です。
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みんなのコメント
大抵、前は気合入っていてもリアはドノーマルなんてのよくあるのに。