現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました

ここから本文です

およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました

掲載 10
およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました

予想を下回る価格で落札

2024年3月1日~2日、RMサザビーズがアメリカ・マイアミで開催したオークションにおいてアキュラ「NSX-T」が出品されました。出品車両は、アメリカ市場で最後の年に販売されたモデルで、6速MTを持つモデルの中の1台。走行距離は4万2088kmと少ないのも魅力的な1台です。

約5500万円! ホンダ「NSX-R GT」が予想以上の落札価格。スプーンがレース参戦20周年を記念して製作したマシンでした

マイナーチェンジで排気量を3Lから3.2Lに拡大

ホンダが1990年から2005年まで販売したミッドシップ・スポーツの「NSX」は、そのパフォーマンスの高さからホンダのフラッグシップ・モデルとして位置づけられる存在となった。V6 DOHC VTECの機構を持つ3Lのパワーユニットをリアミッドシップし、さらに軽量なアルミニウム製ボディを採用するなど、まさに当時のホンダが持つ最高技術の集大成ともいえたモデルだ。

そのスポーティなエクステリアや、機能性に優れたインテリアを含め、世界に誇ることができるスーパーカーとしてNSXが(正確には初代NSXが)生を受けたことを記憶している人もきっと多いだろう。

実際の販売は日本と、高級ブランドのアキュラから販売されたアメリカ、カナダの各市場がメインとなる。シリーズ途中でNSXには何回かのマイナーチェンジが行われるが、アメリカ市場では前期型とされるNA1型、そしてエンジンが3Lから3.2Lに拡大された後期型のNA2型を含めて、トータルで2007年までに8999台のNSXがデリバリーされている。

今回RMサザビーズのマイアミ・オークションに出品車として姿を現したのは、2004年式のアキュラ「NSX-T」。NA2型へのマイナーチェンジを終了し、搭載エンジンも3.2L仕様となったNSX-Tは、アメリカ市場では最後の年に販売された186台中の30台目のモデルで、6速MTを持つモデルの中の1台だ。

ボディはタルガトップを備えるラグジュアリーな雰囲気だが、スーパースポーツとしてのパフォーマンスは、直接のライバルとして開発時から強く意識してきたフェラーリの「328」をも超えると評価も受けた。

2001年にはやはりマイルドなマイナーチェンジが行われ、出品車の写真からも分かるように、リトラクタブル方式のヘッドランプに代わって、固定式のキセノンHIDユニットを採用。リアではツインエキゾーストからクワッドエグゾーストに仕様を変更、同時にスポイラーのデザインも改められた。リアタイヤはさらにワイド化され、サスペンションのセッティングにも改良の手は及んでいる。

ちなみにアメリカ市場ではクーペの販売が中止されたため、それ以降はタルガトップボディが唯一の設定となった。搭載される3.2Lエンジンの最高出力は290psとなる。

魅力的なシルバーストーンメタリックで仕上げられた、2004年式アキュラNSX-Tは、現在までの走行距離が4万2088km。2003年11月にニュージャージー州イースト・ブランズウィックのオープンロード・アキュラに新車で納車されて以来、オニキスブラックのレザーインテリアやパーフォレイテッドレザー張りのスポーツシートなどのコンディションも十分に魅力的なコンディションを保っている。

RMサザビーズのエスティメート(推定落札価格)は20万~25万ドル(邦貨換算約3000~3753万円)と提示されたが、残念ながらその落札価格は13万4400ドル(邦貨換算約2017万円)という数字で落ち着いた。これを安いと見るか、あるいは妥当な価格と見るかは、人によって意見の分かれるところだろう。

こんな記事も読まれています

高まるダニエル・リカルドに対するプレッシャー「好結果を出し続けなきゃいけない。移籍は考えてないよ」 重鎮マルコ博士はローソン昇格を示唆
高まるダニエル・リカルドに対するプレッシャー「好結果を出し続けなきゃいけない。移籍は考えてないよ」 重鎮マルコ博士はローソン昇格を示唆
motorsport.com 日本版
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい!  幻の「ちびメリ」とは?
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
くるまのニュース
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
バイクブロス
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
ベストカーWeb
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
くるまのニュース
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
ベストカーWeb
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
WEB CARTOP
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
LE VOLANT CARSMEET WEB
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
くるくら
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
AUTOSPORT web
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
バイクブロス
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
Merkmal
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
くるまのニュース
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
motorsport.com 日本版
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
くるくら
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
くるまのニュース
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
バイクのニュース
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
レスポンス

みんなのコメント

10件
  • yuuha1998
    当時の新車価格からすると高いけど、今の旧車スポーツバブルからすると安いかも?
  • サイ
    円安だからね。円換算の意味は無い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.03880.0万円

中古車を検索
NSXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.03880.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村