レクサスのコンパクトSUV「UX」の改良モデルに、小川フミオが試乗した。つい最近登場した「LBX」との違いとともにリポートする。
好印象なパワーアップ
レクサスのUXシリーズが新しくなった。UXはコンパクトサイズの電動SUVだ。街中での使いやすさと燃費と、欧州的な雰囲気のデザインが魅力的なモデルだ。まず、2024年1月にUX300hが発表された。
UX300hはハイブリッド車だ。ドライブの印象をひとことでいうと、今回の改良で市街地でのフットワークがよくなっている。
2.0リッターエンジンを使ったハイブリッドシステムは、従来の「UX250h」と基本的に共通だけれど、パワーアップの印象は、単に数値だけにとどまっていない、と、思った。
300hは、従来の250hのパワーアップ版。2.0リッターエンジンは250hの107kWから112kWへ、フロントモーターは80kWから83kWへと、それぞれ最高出力が上がっている。最大トルクは、エンジンが188Nmで同一、モーターは202Nmから206Nmへと増えている。
私がUXに最初に乗ったのは、2018年のストックホルムだった。レクサスらしからぬコンパクトな車体と、空力デバイスをうまくデザインに活かしたスタイルなど、理知的なモデルだと感じられた。
印象的なのは、そのときから何度も改良がくわえられてきたこと。グレード名も変わった300hは、先述のごとく、加速性といい、ハンドリングといい、“すっきり”と、表現したくなるような印象が強い。
自動車メーカーは、往々にして年次改良なるものをおこなう。多いときは年に数回、いろいろな点を直していく。それで、モデルライフ後半に入ると、デビュー時とは別物のような、いいクルマに“進化”する。
レクサスも例外でなく、「Always On」(たゆまぬ進化の追求)なる言葉を使い、すべてのモデルに手を入れているようだ。じっさい、UXは、どんどんよくなって、とくに2022年のマイナーチェンジで、私は「いいなぁ」と、感心した記憶がある。
LBXと悩ましい2023年12月の改良では「走りの味の深化」(レクサス)が目指され、ラジエターサポートブレースなどボディ各所に効果的な補強を追加。操縦安定性や乗り心地を含めたドライブフィール向上を目指したという。
これとマッチしているのが、リチウムイオンバッテリーを使い、出力を上げたハイブリッドパワートレイン。ものすごくスポーティというわけではないが、適度な加速感との調和のとれたドライブ感覚が味わえた。
今回新採用された電気式シフター「エレクトロシフトマチック」はミスシフトもないし、パーキングポジションもすぐわかるし、使いやすい。
私がUXを好きなもうひとつの理由は、インテリアの仕上げだ。全体の造型が、押しつけがましくない機能主義的。くわえて、ダッシュボードの質感、ドアの内張り、シート表皮などは“欧州的”と、感じられるような理知的なもので、好ましい。
レクサスからは2023年11月にハイブリッドのSUV「LBX」が発表されていて、迷う人もいるかもしれない。ボディ外寸は、LBXが4180mmであるのに対して、UXは4495mmとやや大きい。エンジンも違う。LBXが1.5リッター3気筒なのに対してUX300hは2.0リッター4気筒。
乗り味は、LBXのほうは重厚感があって、UXはもうすこし軽やか。私はそう感じた。先にも触れたインテリアの仕上げなど、2車はけっこう大きくコンセプトが異なる。ちゃんと作り分けられているのだ。
燃費はLBXがリッターあたり27.7kmであるのに対して、UX300hが26.3km。ここはそんなに大きな違いがない。価格はLBXが460万円からで、UX300hは455万9000円から。なかなか迷う。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
はぁ?
お客をヤンジーと言う独特の表現で
営業資料に載せちゃう企業が?
はぁーーーーー?