2022年8月、欧州の公道でカモフラージュが施された、新型スイフトと思われる覆面テスト走行車がついにその姿を現した。
そこで、新型スイフト&スイフトスポーツの中身はどうなるのか、デビュー時期はいつになるのか、行方を追った。
現行型は9月にマイナーチェンジ予定! 新型スイフト&スイフトスポーツはどうなる? 純ガソリン車+MTはなくなるのか?
現行スイフト&スイフトスポーツのマイナーチェンジ情報も入手したので合わせて紹介していこう。
文/ベストカーweb編集部
写真/ベストカーweb、スズキ、APOLLO NEWSERVIS(スイフト覆面テスト走行車)
■現行モデルは9月にマイナーチェンジ予定
現行スイフト
現行スイフトは2017年1月に販売され、スイフトスポーツは2017年9月に登場した。その現行スイフト&スイフトスポーツが、9月にマイナーチェンジが行われるという情報をディーラーから入手した。
スズキ販売店の営業マンに尋ねると以下のような返答が来た。
「法規改正に伴う仕様変更がメインで小変更にとどまります。車体色の変更やグレードの見直しなどで価格は1万円ほどアップすると聞いています。スイフトスポーツもほぼ変わらないといっていいと思います」。
納期についても聞いてみたが、今から(8月下旬)に注文すると6ヵ月~7ヵ月だという。スイフトスポーツについては「7月に受注停止という噂がネットで流れていましたが、そんなことはありません。普通に買えますよ。最後の純ガソリン車のMT車となる可能性がありますので、早めに注文していただければと思います」。
たしかに営業マンの言う通り、140ps/23.4kgmを発生する1.4Lガソリンターボのホットハッチが、受注生産となるスズキセーフティサポート非装着車が188万5400円(6MT)/195万6900円(6AT)、標準車が202万8400円(6MT)/209万9900円(6AT)で買えることを考えると、急いだほうがいいかもしれない。
■新型スイフトはどうなる? 発売時期は2023年春頃の予定
欧州で撮影された新型スイフトの覆面テスト走行写真(写真/APOLLO)。エンジンフートの切れ込みがヘッドライトの上になっている点に注目
現行スイフト。ドアノブの位置に注目。現行はCピラーの窓枠にあるが新型は通常の位置、ドアに取り付けられている
まずは、撮影されたスイフトの覆面テスト車を見てほしい。カモフラージュされていてわかりにくいが、全体的なフォルムは、現行スイフトからのキープコンセプトながら、フロントフードの切れ込みがヘッドライトの上になっている点に注目。加えてフロントグリルのハニカム形状も継承していることがわかる。
そして、現行スイフトはリアドアのドアノブがCピラーの窓枠にあるのに対し、新型スイフトはフロントドアと同じ通常の位置に配置されているのがわかる。
現行スイフトの日本仕様は、当初ラインナップしていたストロングハイブリッドが廃止され、現在はK12C型1.2L、直4ガソリン(91ps/12.0kgm)と、ISG(モーター機能付き発電機)付きのK12C型1.2L、直4+マイルドハイブリッド(91ps/12.0kgm+3.1ps/5.1kgm)の2種類。
注目の新型スイフトのパワートレインは、改良が行われたK12C型1.2L、直4ガソリン車と、K12C型の1.2L、直4ガソリン+48Vマイルドハイブリッド仕様になる見込み。発売は2023年春頃の予定。
■新型スイフトスポーツはどうなる?
日本仕様のスイフトスポーツ
200万円ちょっとで買えるホットハッチとして人気のスイフトスポーツも、新型にフルモデルチェンジし、2023年秋頃にデビューする予定。
新型スイフトスポーツ最大のポイントは、純ガソリン車が廃止され、1.4L、直4ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッドになることだ。
実は、欧州仕様の現行スイフトスポーツには2020年5月に1.4L、直4ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド仕様がラインナップされている。このK14D(日本仕様はK14C型)の改良版が搭載される予定。
このエンジンには、リチウムイオン電池とISG(インテグレート・スターター・ジェネレーター)、48V-12Vコンバーターで構成される48Vハイブリッドシステムが組み合わされている。圧縮比の向上や電動吸気VVT(=可変バルブタイミング機構)、EGR(排気ガス再循環機構)を採用することで、熱効率を高めているという。
欧州仕様のスイフトスポーツは1.4L、直4ターボ+48Vマイルドハイブリッド
欧州仕様のスイフトスポーツハイブリッド、48VのISG、リチウムイオンバッテリー、そしてコンバーター
K14C型マイルドハイブリッド仕様のスペックは、最高出力129ps/5500rpm、最大トルク235Nm/2000~3000rpmを発揮。追加されるISG(※モーター)の最高出力13ps(10kW)を発生し、モーターアシストを行う。
ちなみに、日本仕様の純ガソリン車のK14C型は最高出力140ps/5500rpm、最大トルク230Nm/2500~3500rpmと、エンジン性能同士の比較では、マイルドハイブリッド仕様のほうがわずかながら優っている。
スイフトスポーツのマイルドハイブリッド化の目的は、もちろん、環境対策だ。CO2削減のために、マイルドハイブリッドやアイドリングストップの追加だけでなく、エンジンの改良やチューニングの変更も実施している。
従来型に対して、燃費消費率が16%、CO2排出量が15%削減されたという(※NDECでの値)。また、最大トルク発生回転数も、2000rpmからに引き下げることで、より低回転域から力強い加速が得られるようにしているという。
環境対応のためとはいえ、現行のスイフトスポーツが、純ガソリン車最後ということになるということだ。実に寂しい。
欧州仕様のスイフトスポーツのリアにはしっかりとハイブリッドのロゴが装着されている
純ガソリン車でなくなり、48Vのマイルドハイブリッド仕様になると、MTがなくなるのでは? という心配をされている方も多いだろう。安心してほしい、新型スイフトスポーツにもMTは用意されそうだ。
というのは現行スイフトの欧州仕様に6MTが用意されているからだ。逆にATが用意されていないのが気になるところだが、日本仕様には現行同様、6ATも設定されるだろう。
ただ、マイルドハイブリッド化による重量増もあり、乾燥重量は1025kgと公表されている。従来型の970kgと比較すると55kgもの重量差があるのは気になるところだ。
新型スイフトスポーツの発売は2023年秋頃の予定。まだ1年ある、最後の純ガソリン車+6MT車が欲しい人は、納期の長期化を考えると、現行モデルの購入を急いだほうがいいだろう。
■さらに詳しい情報は現在発売中のベストカー2022年9月26日号を見てほしい!
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