現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ・スープラは1日にしてならず! 意外と知らない5世代の歴史とは

ここから本文です

トヨタ・スープラは1日にしてならず! 意外と知らない5世代の歴史とは

掲載 更新
トヨタ・スープラは1日にしてならず! 意外と知らない5世代の歴史とは

 そもそもの成り立ちはセリカの上級車種

 ついに17年振りの復活を遂げたトヨタ スープラ。正式発表前に6気筒モデルが完売するという自体が話題になったことも記憶に新しいところだ。そんなスープラは日本国内では3世代目となるが、北米市場では5世代目となる。

スープラが蘇るならこれも! 国産5メーカー復活を希望するスポーツカーたち

 もはや詳しい説明は不要かもしれないが、日本国内では「セリカXX」の名前で販売されていたモデルを、北米で販売するにあたって「XX」という文字列があまり良い意味を持たないということで「スープラ」という名前が使われたというわけだ。

 今回は、そんなスープラの前身となるセリカXXも含め、歴代モデルを今一度振り返ってみよう。

 初代 セリカXX(1978年~)

 そもそもセリカXXは、トヨタのスペシャリティクーペであるセリカの上級車種として誕生したものだった。

 どちらかというと当初から北米市場を見据えたモデルであり、ライバルは日産フェアレディZ。そのため、搭載するエンジンを6気筒とし、スポーツカーというよりはラグジュアリーなGTカーという性格を持っていたモデルだった。

 2代目 セリカXX(1981年~)

 1981年に2代目となったセリカXXは、ラグジュアリーという部分は5カ月先にデビューしていたソアラに任せ、よりスポーティなモデルへと変貌を遂げた。リトラクタブルヘッドライトを採用した低いノーズに憧れた人も少なくないだろう。

 北米仕様のスープラはドアミラー(セリカXXも83年に法改正によってドアミラー可された)と大型オーバーフェンダーを備え、よりスポーティなエクステリアとなっている。

 日本でも北米に合わせてスープラを名乗る

 初代 スープラ(1986年~)

 日本国内でも「スープラ」の名前となったこのモデルは、当初は5ナンバーボディのみの展開だったが、87年のマイナーチェンジで輸出仕様に設定されていたワイドボディが追加されている。

 当時の輸入スポーツカーと対等の実力を持つように開発されたモデルだけに細かな改良が続けられ、モデル末期には当時の自主規制値となる280馬力を発生する2.5リッターツインターボの1JZ-GTE型エンジンが搭載された。

 2代目スープラ(1993年~)

「THE SPORTS OF TOYOTA」というコピーからも分かるように、メーカー自ら純然たるスポーツカーと断言した2代目スープラは、再び3リッターエンジンを搭載し(ただし7M型から2JZ型となる)、マニュアルトランスミッションはゲトラグ製の6速を採用していた(当初はターボのみ)。

 デビュー翌年には大径ブレーキを装着した17インチモデルを登場させ、96年にはNAモデルにもゲトラグの6速MTを搭載。97年にはエンジンをVVT-i化してトルクアップを図る一方で、サスペンションに相互連携アブソーバーシステムの「REAS」を採用するなど、先代と同じく常に進化を続けるモデルだったが、スポーツカー需要の冷え込みと排出ガス規制の強化によって2002年に販売を終了した。

 このようにじつはスープラは細かい改良を重ねてブラッシュアップされてきたモデルであり、新型となる5代目も賛否あるようだが、市場の声を反映させながら素晴らしい1台に仕上がっていくことを期待したい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
ベストカーWeb
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
ベストカーWeb
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
ベストカーWeb
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

94.81488.0万円

中古車を検索
スープラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

94.81488.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村