ボディ剛性を高めることでセブンの走りは劇的に進化する!
お手軽装着で効果絶大な“ミラクルクロスバー”!
「働くクルマからサーキット仕様へ!」世にも珍しいプロボックス改レーススペック
ボディはサスペンションの支点となるため、剛性の低いボディではサスペンションの性能をフルに発揮できない。また、より速くクルマを前に進めるためには、トラクションをしっかりと路面に伝えることも重要だが、これもボディ剛性が高いほど有利に働く。つまり、ボディの剛性アップは、かなり重要なチューニングと言えるのだ。特にリヤバルクヘッドがなく、Bピラー以降の剛性が低いとされるFD3Sではボディ補強による効果は絶大だ。
ネクストがリリースするミラクルクロスバーは、そんなボディ剛性を高めることができる定番の補強パーツ。手軽に取り付けられるボルトオン構造で、シートベルトアンカーやストラットなど強度のある部分を支点として、対角線上にクロス形状で繋いでいる。このクロス形状によって左右の捻れが減少するため、コーナリング時にはサスペンションやタイヤを十分に働かせることができ、トラクション性能も大幅にアップする。
取材車両は、クロスバー(5万9800円)を基本にバタフライバー(3万6000円)や上下パラレルバー(1万9000円)、ルーフバー(2万1000円)といったアップグレードキットを装着。広い開口部をガッチリと補強するため、ボディ剛性は大幅にアップしながらストラットを支点にするためサスペンションの動きも適正化してくれる。現代のハイグリップタイヤの性能を使い切るボディ剛性が実現できるというわけだ。
最新アイテムとなるのがルーフバー。ロールケージを装着したくないという声も多いFD3Sだけに、剛性アップとともに横転時の頭部保護にも役立つアイテムは、サーキットユーザーだけでなくても嬉しいラインナップだ。
クロス構造とSUS304ステンレスを使用することで、適度なしなりを利用した逃げも考慮される。また、400番鏡面仕上げを施し、さらに溶接の仕上げ方も職人技が光る美しさで、見た目にも拘りを感じさせる。装着するのは32φの標準仕様だが、さらに効果的に剛性を高めるなら35φタイプも注目。
剛性パーツのため取り付け部分の強度確保も重要。ジョイント部には削り出しの45C鋼材、ボルトにはクロモリ鋼を使用。さらにターンバックル構造とすることで、路面コンディションに応じてオプションパーツを緩めたり取り外すといった“ボディ剛性のセッティング”まで可能な構造となっている。
基本となるクロスバーだけでなく、アップグレードパーツを組み合わせることで欲しい部分の剛性アップを手軽に実現できるのもミラクルクロスバーの特徴のひとつ。高品質な日本製を主張するブランドタグも新規デザインで製作される。設計から仕上げまで拘りを持つ商品だけに、細部にもプライドを持った商品性を持たせているのだ。
ちなみに、最近ではネットオークションなどでミラクルクロスバーのコピー品が多発しているという。コピー品は溶接や細部の仕上げが雑だったり、素材も全く別モノ。視覚的だけでなく精度や機能性も不足しているモノばかりという。たちの悪いことに商品名やプレートを付けた偽物も出回っているため、正規ルート以外で購入する場合には注意していただきたい。
●問い合わせ:ネクスト TEL:0595-85-3951
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ここまでするならロールゲージで良くないか。