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【長期レポート】プジョー508SW GT ブルーHDiは、走行距離を重ねて乗り心地に変化が【第4回】

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【長期レポート】プジョー508SW GT ブルーHDiは、走行距離を重ねて乗り心地に変化が【第4回】

クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車を紹介していこう。今回はプジョー 508SW GT ブルーHDiの4回目だ。(Motor Magazine 2020年11月号より)

508SWのメーターに警告灯が点灯!?
今回のタイトル写真は編集部の使用している駐車場にプジョー車が2台並んだ写真だ。こうした光景を見るととても“ほっこり”としてくるので、つい撮影してしまった。ちなみにうしろに映っている308のオーナーは、「Webオートバイ」の編集部員。プジョーの美点をよく理解しているひとりだ。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

ところで長期テスト車両の508SWだが、オドメーターが1万kmを表示するころ、警告灯が点灯し、「AdBlueの残量が少なくなっています。走行可能距離は1000kmです」というお知らせがメーター内に表示されるようになった。

508SW GT ブルーHDiの2Lディーゼルエンジンは、SCR(選択式還元触媒)システムとDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用している。SCRは、AdBlue(アドブルー)を使用することで排出ガスの中の窒素酸化物を低減するというもの。これは走行距離を重ねると消費されるので、アドブルーの残量が少なくなってくると早めに警告灯が点灯し、メッセージが表示されるというわけである。

アドブルーは、プジョーディーラーやガソリンスタンドで補充が可能である。今回はいつも給油や洗車をお願いしているガソリンスタンドで補充した。508SWのアドブルータンク容量は17Lということなので、用意したのは10Lだったがすべてタンクの中に入っていった。アドブルーは1000kmで1L程度消費する目安なので、これでまた1万kmぐらいは大丈夫だろう。ちなみに価格は10Lで2000円だった。

硬めからしなやかに変わってきた乗り心地
さてテスト車両の508SWは、月平均2500kmを走り、4カ月で走行距離1万kmを超えたわけだが、長距離を運転していてもまったく苦にならないということは、ここでもすでに書いている。さすがは“移動の自由を謳歌”するフランスのクルマである。さらに走行距離が8000kmを超えたあたりから明らかに乗り心地が変わってきたと、感じていた。

テスト車の導入当初は、どちらかというとドイツ車に近い硬めの乗り心地だったが、最近はそこにしなやかさが加わったという印象だ。わかりやすく言えば、硬めのドイツ車と柔らかめのフランス車のいいとこ取りといったところか。これはうれしい変化である。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

■第4回/2020年8月24日~9月25日(4カ月目)のデータ
・オドメーター:1万343km
・走行距離:2391km
・給油量:168.0L
・実燃費:14.2km/L

[ アルバム : 長期レポート508SW第4回 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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