ISにRC Fとほぼ共通の5.0L V8エンジンを搭載
北米レクサスが「IS500 Fスポーツ・パフォーマンス」を2021年秋に発売すると発表しました。
盛り上がったエンジンフードと「500」という数字から想像できるように、5.0Lの自然吸気V8エンジンを搭載。最高出力479ps(472hp)、最大トルク約535Nm、自然吸気エンジンらしく最高出力を7100rpmで発生する高回転ユニットです。(※「RC F」の5.0L V8エンジンとほぼ同じ)
これに8速ATが組み合わされるというのも、RC Fと同じで、左右計4本出しのマフラーもお馴染みといったところ。ブレーキも強化され、フロントは14インチの2ピースローター、リアには12.7インチのローターが備わります。エンケイ製の19インチホイールや、ヤマハ発動機の「パフォーマンスダンパー」などの国産パーツを備えているのもアピールするポイントかもしれません。
レクサスのセダンにV8モデルが復活することに
ところで、レクサスでV8エンジンを積むのはクーペの「LC」と「RC F」、SUVの「LX」くらい。フラッグシップセダンの「LS」でさえV6ツインターボとV6ハイブリッドだけになり、2020年には同じくセダンの「GS」も生産終了となってしまいました。現在レクサスの4ドアセダンにはV8エンジン搭載モデルは存在しないわけです。
その意味では、IS500 Fスポーツ・パフォーマンスが発売されることで、レクサスのラインナップにセダンのV8モデルが復活するという見方もできるのです。
とはいえ、世界的に気候変動対策としてCO2排出量を減らすことが求められています。レクサスのメインマーケットである北米ですら、大統領がバイデン氏に変わって早々にパリ協定に復帰を果たしたほどです。こうしたご時世にコンパクトセダンにV8エンジン搭載車を設定することがブランド価値にどう影響するのかも注目されそうです。
今後のFスポーツ・パフォーマンスの展開にも注目
従来の「F」シリーズとは異なり、ブラックエンブレムを与えられた「Fスポーツ・パフォーマンス」の今後の展開も興味深いところ。5.0L V8エンジンがマストになるのか、それともベース車とは異なるエンジンを積んだハイパフォーマンス版という位置づけなのか、レクサスの新ブランディングの方向性にも要注目です。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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みんなのコメント
MT設定ってばくちもしてもらいたかったなぁ・・・
※ただ・・・「ぶち込み」って以前もFはあったのだから、まるで全く新しいみたいな書き方はどうかと思いますが・・・・
家の車庫にナマズがいるのはちょっと