現行モデルでタマ数が豊富なモデルも
現在販売されている新車のほとんどに装着、もしくはオプション設定されている先進安全装備。うっかりよそ見をしてしまったときなどに効果を発揮する衝突被害軽減ブレーキや、駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違え時に急発進を抑制する誤発進抑制機能などが代表的な機能となる。
【今さら聞けない】中古車は走行距離が短ければ短いほどいいのか?
もちろんこういった機能が作動しないに越したことはないが、万が一のことを考えると大切な両親が乗るクルマには、そういった装備が付いたものを選びたいというのが正直なところだろう。そこで今回は、リタイヤ組の両親に勧めたい、150万円以下で狙える先進安全装備を持った車種をご紹介しよう。
1)スバル・インプレッサ(先代)
「ぶつからないクルマ?」というセンセーショナルなCMコピーで登場したアイサイト。それだけに両親世代の認識率も高いブランドのひとつと言えるだろう。そんなアイサイトを装着した車両のなかで150万円の予算で狙うことができるのが先代インプレッサだ。ハッチバックの「スポーツ」とセダンの「G4」が用意されるが、リヤセクションの違い以外の装備の差異はなく、中古車価格帯もそれほど違いがないので、用途によって選べばいいだろう。
デビュー当初はアイサイトver.2を搭載していた先代インプレッサだが、2014年11月のマイナーチェンジでアイサイトver.3にアップデートされている。なかには150万円の予算で狙えるマイチェン後の個体もあるので、根気よく探してみるのもいいだろう。
2)フォルクスワーゲン・ゴルフ(現行型)
フォルクスワーゲンの新世代プラットフォーム「MQB」を始めて採用したのが2013年にデビューした7世代目となるゴルフだ。高い安全性や運動性能を実現した新プラットフォームの採用は、クルマとしての基本性能の底上げにも寄与しており、それが安全につながるという側面も持ち合わせていると言えるだろう。後部座席含めて9つのエアバッグを持つほか、衝突被害軽減ブレーキである「フロントアシストプラス」も全車標準装備としている。
そんなゴルフ7は、初期型であれば総額100万円を切る個体もチラホラ出てきており、排気量が200ccアップの1.4リッター仕様となる上級グレード、ハイラインでも120万円弱から見つけることができる。
3)日産ノートe-POWER(現行型)
エンジンで発電し、モーターで走行するという「e-POWER」と呼ばれるハイブリッドシステムがウケ、2018年上半期登録車販売台数ナンバーワンにも輝いた日産ノート。e-POWERのモーター特有のトルク感溢れる走行性能や、ワンペダルドライブは一度ハマったら抜け出せないという人もいるほど。また、e-POWER系に関しては、ロアグレードのe-POWER S以外は衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備が標準装備されるのも嬉しいところだ。
それほど売れたノートe-POWERだけに、中古車市場でもタマ数が豊富。安いものでは110万円台から見つけることができる。デビュー自体も2016年とまだ新しいので、程度の良い個体が多いのもオススメできるポイントだろう。
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