第2世代カジャーSUV
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】ルノー・カジャー、日産キャシュカイ、ヒュンダイ・ツーソン、セアト・アテカ、トヨタ C-HR、フォルクスワーゲン Tロック【ライバル比較】 全68枚
来年、ルノーは、さらに上をいくクオリティと、最新のテクノロジーを採用した、第2世代カジャーSUVを投入する。
新しいカジャーは、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの、パワートレイン・オプションで提供されると予想されている。
2015年に発売され、昨年、軽いフェイスリフトが施されたカジャーは、高い販売力を誇り、ヨーロッパで最も売れているファミリーSUVの1つとなっている。
新しいクリオとキャプチャーと同様、現行モデルからあまり大きく変わらない、緩やかな進化を加えたスタイリングとなると、予想されている。
ただし、同社のデザインのボス、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーによる、「インテリア革命」は引き続き強化される。
タッチスクリーンがメインに設定された、新しいカジャーのインテリアには、クラスをリードする高品質の素材と、すっきりとしたデザインが施される。
レンジトップモデルには、縦長の大きなタッチスクリーンが採用される。
アンビエントライティングや、ポッシャートリム・オプションなどの、ラグジュアリーな機能が高級感を醸しだす。
多くのパワートレイン・オプション
カジャーは、ルノー・日産・三菱アライアンスの成果を、存分に生かしたモデルとなる。
2021年に発売予定となっている、次期型の日産キャシュカイおよび三菱アウトランダーと、同じモジュラーCMF-Cプラットフォームを利用する。
この2つの現行モデルは、カジャーより古いため、先に投入されると予想されている。
現行カジャーから継続されるプラットフォームは、キャシュカイと同様、あらゆる形式のハイブリッド・パワートレインが使用可能となっている。
これにより、プラグインハイブリッドと並び、オプションでマイルドハイブリッドも提供される可能性があるだろう。
次期型キャシュカイには、ディーゼルが搭載されないと報じられているが、新しいキャプチャーには3つのディーゼル・オプションがあるため、ルノーがディーゼルを廃止する可能性は、低いと考えられている。
ルノーのハイブリッドの方向性は、ライバルのプジョーとは異なるようだ。
プジョーは、304psを生成する四輪駆動のプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載した、3008を提供している。
一方、ルノーは、1.6Lガソリンエンジンを電気モーターと9.8kWhバッテリーに組み合わせ、出力162ps、燃費80km/Lを実現する、キャプチャーEテックのバリエーションを提供し、よりバリューを重視するカスタマーをターゲットとしている。
クリオEテックの、パラレル・ハイブリッド・パワートレインや、アライアンスセットアップを、使用することも可能となっている。
新しいキャシュカイは、ハイブリッドと、三菱が提供する、より強力なプラグインハイブリッド・システムの両方を採用する。
新しいカジャーは、2021年後半に発表され、年内に販売が始まると予想されている。
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みんなのコメント
ルノーと言うメーカーの日本市場での不誠実さ、粘りのなさにあきれるばかり。