■トヨタが新たなセダン「bZ7」を初公開
トヨタは2025年4月23日より開幕した上海モーターショー2025にて、新型セダン「bZ7」を発表しました。
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いったいどのようなクルマなのでしょうか。
トヨタの純電動サブブランド「bZシリーズ」からは現在、グローバルSUV「bZ4X」と中国専売車種「bZ3」「bZ3X」「bZ5(bZ3Cより改名)」の計4モデルが展開されています。
そのうち、bZ3とbZ5は中国の自動車メーカー「BYD」との合弁会社「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY(BTET)」が中心となって進められた共同開発モデルで、バッテリーやプラットフォームといった部分でBYDの技術を取り入れています。
実際の製造と販売はbZ3とbZ5を第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」が、bZ3Xを広州汽車との「広汽トヨタ」が担当しています。
bZシリーズからはこれ以外にも「bZ Small Crossover」や「bZ Compact SUV」といったコンセプトモデルが発表されていましたが、それぞれ2024年12月に「アーバンクルーザー」、2025年3月に「C-HR +」として量産モデルを発表、「bZ」の名前を冠さないで販売されることとなりました。
トヨタは北米や欧州といった市場でbZブランドの展開見直しを図った一方、中国市場では引き続きbZシリーズからBEVを展開する計画です。
そんな中、トヨタは2025年4月23日より開幕した上海モーターショー2025にて、新たなBEV「bZ7」を発表しました。
bZ7は広州モーターショー2023にて発表された「bZ FlexSpace Concept」の市販モデルで、製造と販売は広汽トヨタが担当します。
中国専売BEVとしてはbZ3に次ぐ4ドアセダンで、居住性を重視した設計が特徴です。
運転席に座るドライバーズカーとしても、後席にゆったりと座るショーファーカーとしても、そのどちらでも快適であることを念頭に置いたとのこと。
エクステリアは現行型の「MIRAI」や「クラウンセダン」のようなクーペ風セダンのスタイリングを採用しており、リアスポイラーがスポーティな雰囲気を演出します。
フロントマスクは日本未発売の現行型「カムリ」同様にハンマーヘッド形状を取り入れ、BEVながらも厚みを抑えたスタイリッシュなデザインを実現しました。
また、格納式のドアハンドルはコンセプトモデルから引き継いでいる要素ですが、一方でデジタルアウターミラーは採用が見送られたようです。
ボディサイズはまだ明かされていないものの、「5・3・2」と呼ばれる「全長5メートル、ホイールベース3メートル、全幅2メートル」のプロポーションを採用したとのこと。
トヨタによるとbZ7は車格的「5」を名前に冠するサイズですが、bZシリーズにおけるセダンの新たな基幹とすべく、数字の「7」を付与したとしています。
実物はカムリやクラウンクロスオーバーと同等という印象ですが、フェンダーやサイドのプレスラインを隆起的に処理することで、より上級クラスの雰囲気が感じられます。
物理ボタンを排除したインテリアは中国での流行を反映させた設計です。
インストルメントパネルは横長のディスプレイを採用、ダッシュボード内に埋め込むことで広々とした視界を実現しています。
また、エアコンやインフォテインメント機能の操作はすべて中央に配置されたディスプレイで行なうことができます。
リアシートの格納式センターコンソールには収納ボックスや2つのカップホルダーに加え、携帯電話の充電が可能な無線充電パッドも配置しています。
アームレスト側面のレバーでドアを開けるスタイルも昨今の中国車で見られる要素です。
通常の車種ではドアハンドルがある位置にはシートヒーターやベンチレーターなどを操作できるボタンが配置されており、乗員は直感的な操作が行なえます。
運転支援機能にはファーウェイ製のシステムを採用、フロントガラス上部のLiDARユニットと合わせて快適な自動化運転を実現するとしています。
トヨタは上海モーターショー2025のプレスカンファレンスにて、「第一汽車や広州汽車、BYDといった現地パートナーとの連携を加速させ、中国向け商品の中国国内開発を今後も進めていく」と改めて明言しました。
中国現地モデルには中国人の主査を置くことで、変化のスピードが速い市場においても迅速に対応できるとアピールしています。
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全部同じデザインなので見分けが付かない、部品も共通化できて安上がりなのか?