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ファンがいなくてよかった……地元イタリアGPで“全滅”のフェラーリ。ベッテルが本音を吐露

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ファンがいなくてよかった……地元イタリアGPで“全滅”のフェラーリ。ベッテルが本音を吐露

 今季厳しい戦いを強いられているフェラーリは、母国レースのイタリアGPでも散々な結果に終わった。予選ではセバスチャン・ベッテルがQ1敗退、シャルル・ルクレールがQ2敗退に終わり、決勝では共にリタイア。フェラーリがイタリアGPで2台揃ってリタイアしたのは、1995年以来実に25年ぶりだ。

 ベッテルはレース中にブレーキトラブルに見舞われ、ターン1を止まりきれず、ポリスチレン製のブロックを破壊しながらエスケープロードを直進。その後マシンを止めた。一方でルクレールは、最終コーナーのパラボリカでクラッシュ。赤旗中断の原因にもなった。

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 フェラーリにとっては痛ましい結果に終わったが、ベッテルはレースを振り返り、“ティフォシ”と呼ばれる熱狂的なフェラーリファンたちが会場にいなかったことは、おそらく幸運なことだったと語った。

「今年はこれまでとは全く違うわけだから、そういう点ではファンがいないのは良いことかもしれない」とベッテルは言う。

「人生とはそういうものだ。今、良いことがなくても、その中でポジティブなことはいくつか存在する。あとは何に集中しているかが問題だ」

「僕たちが集中しているのはマシンとレースに関することだから、そういう点で今回のレースが僕たちにとって厳しいものだったのは確かだ。でも顔を僕たちは顔を上げて来週のレースを楽しみにしないといけないし、例えそれが数えるくらいしかなくても、ポジティブなことに目を向けないといけない」

 ベッテルはまた、ブレーキの問題が発生した場所が第1シケインであったことも幸運だったと話した。そこには減速するのに十分なランオフエリアがあり、危険を回避することができたからだ。

「(ブレーキのトラブルは)正直最悪の事態だったけど、少なくとも場所は良かった。他の場所だったらあまり良くないことになっていたかもしれない」

「ペダルの圧力が完全に失われてしまって、そのまま真っ直ぐ(ターン1を)走ってしまった。その前の周はコントロールできていたけど、状態はかなり悪かった」

「原因を理解する必要がある。幸いにもランオフの広いターン1で起きたけど、あんなにブレーキが効かなくなったことは初めてだ」

 一方、パラボリカに進入する際にミスを犯してウォールに激しくクラッシュしたルクレールは、次のように説明した。

「マシンのコントロールを失ったんだ」

「僕のミスだけど、正直かなり厳しいレースだった。最初のセットのタイヤでは相当苦労していた」

「セーフティカーが出た時は不運だと思ったけど、ピットレーンがクローズになったのはラッキーだった。その後履いたハードタイヤではかなり苦戦していた。プッシュしようと思ったけど、パラボリカでコントロールを失い、クラッシュしてしまった」

 高速でウォールにクラッシュしたルクレールだったが、自力でマシンを降りた後にメディカルセンターを訪れ、全て問題なしとの診断を受けた。彼はムジェロで行なわれる次戦トスカーナGPに影響が出ないことを願っている。

「全然問題ないと感じている。少し痛みはあるけど、大丈夫だろう。大きいクラッシュだったのでそれは普通のことだし、体調は問題ない」

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