カーライフ [2023.02.04 UP]
【inCELL 木更津The Luxury】贅を尽くした賃貸ガレージハウス【九島辰也】
文●九島辰也 取材協力●inCELL木更津The Luxury
【ポルシェ/ルノー/ベントレー】販売台数から読み解く人気の秘密【九島辰也】
賃貸ガレージハウスが流行っています。というか、クルマ好きの間では浸透しているといった方がいいでしょう。もう何年も前からいろいろな物件を取材していますが、その都度夢のような空間だなぁ、と思うと同時に羨ましく思っています。
今回訪れたinCELL(インセル)木更津The Luxuryもそんな一つ。といいますか、この贅を尽くしたガレージハウスはある意味究極に近い気がします。複数台駐車、広いリビング、そしてジャグジーと、あったらいいながそこにあるからです。友達を呼んでワイワイとクルマ談義するのもいいし、パートナーとしっぽり過ごすこともいいでしょう。まさに夢の空間。ガレージハウスは非日常を感じる場所ですが、ここはその密度が高い気がします。
複数台駐車できるガレージは部屋によって違います。2台ガレージ7戸、3台ガレージ2戸、4台ガレージ1戸というように。今回鍵を開けていただいたのはその4台ガレージ付きの部屋でした。1つのシャッターの中に2台。それが2つあります。さらにいうと、外側にもう数台置けますから乗っていったクルマはそこに置いておくなんてことも。まぁ、その辺はガレージにナニを収めるか次第ですかね。
そんなinCELL木更津The Luxuryにはベントレー2台をお借りして伺いました。人気絶好調のベンテイガハイブリッドと個人的にずっと憧れているコンチネンタルGTCです。ベントレーに関しては本社工場取材やエンジニア、デザイナーインタビューなどを長年に渡って行ってきましたが、知れば知るほど好きになります。伝統、作り手のこだわり、それとマーケットの受け入れられ方など、ハイブランドの理想的な姿がそこにあります。関わる人すべてがこのブランドをリスペクトしているというか。“ブランドの強さ”を感じます。
そんなベントレーをガレージに収め、インセルのガレージハウスを総合プロデュースする会社インフィストデザイン代表の須田さんとクルマ談義しました。これまでアウディR8やアストンマーティン、マクラーレンなどをサーキットで走らせてきたジェントルマンズレーサーでもあります。
そんな彼が今回目を丸くしていたのはコンチネンタルGTCのパフォーマンス。550psを発揮する4リッターV8ツインターボエンジンが唸りを上げて加速する様と、軽快なハンドリングに驚いたようです。ベントレーがこれほどまでにスポーティであることを体感したのでしょう。このブランドの真骨頂に気付いたのです。当然、それは創業時からベントレーがレースカーをメインにしていたことの証であり、今も面々と受け継がれているスピリットを意味します。日本では単なる高級車と思っている方もいらっしゃるでしょうが、事実は別モノ。スーパーカーのパフォーマンスとウルトララグジュアリーな世界観の共演です。
そんな話をガレージでコーヒーを飲みながら交わせるのもガレージハウスの魅力です。お気に入りのイスとテーブルと置いて好きなこと言い放題。夕方になればコーヒーをスコッチのソーダ割に持ち替えたくなります。「リアフェンダーのこの膨らみは1952年に登場したRタイプコンチネンタルのオマージュなんだよね」、なんて会話が止まりません。知っていましたか? そのモデルが最初の“コンチネンタル”だってことを。英国人が“大陸”のグランドツアラーに対する憧れをカタチにしたものです。
話をinCELL木更津The Luxuryに戻しますが、ガレージ自体にもこだわりがあることを付け加えましょう。ガレージ内の壁は排気ガスでも汚れにくい建材を使い、汚れた空気も積極的に外へ出す設計が用いられています。それに床も汚れにくいのは当然のこと、洗車時の水が排水溝へ流れやすいよう微妙に角度がついています。この辺はクルマを熟知した須田さんの「想い」の表れですね。ガレージハウスを借りたいと思うクルマ好きのマインドをくすぐります。一般的なガレージハウスとは一線を画というか。お見事!
ということで、「ベントレー×ガレージハウス」という夢の共演を体験してきました。すでにそんなライフスタイルを送っている方もこれから送ろうと計画している方も、存分にお楽しみください。クルマだけじゃなく、ゴルフバッグにサーフボードにバイクも置けますからね。もう妄想が止まりません。
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