日産自動車の米国部門は2024年6月14日(現地時間)、17年あまりに渡って販売してきた北米向けのR35型GT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。また、そのファイナルを飾る“send-off(見送り)”の特別仕様車として「T-spec 匠エディション(T-spec Takumi Edition)」と「スカイライン エディション(Skyline Edition)」を発売した。車両価格はT-spec 匠エディションが15万1090ドル(約2390円)、スカイライン エディションが13万1090ドル(約2075円)に設定。2モデルとも今夏に米国に導入され、販売台数は200台未満になるという。
2モデルの特別仕様車の特徴を紹介していこう。
「重ねた時。走り抜いたその道。GT-Rの集大成」を再び標榜する日産GT-Rの2025年モデルが登場
まずGT-R T-spec 匠エディションは、パワーユニットにピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに匠による高精度重量バランスエンジン部品を採用したVR38DETT型3799cc・V型6気筒DOHC24Vツインターボユニットを搭載。“Handbuilt by 匠”と匠の名を冠したエンジンバッジのレタリングはレッドで彩り、またエンジンルームにはゴールドのVINプレートを配する。また、エクステリアにはミッドナイトパープルのボディカラーを、インテリアには専用のモリグリーン(Mori Green)トリムを採用した。なお、本特別仕様車には通常モデルの2024年型GT-R T-specと同様、NISMOカーボンセラミックブレーキやゴールド塗装NISMO’s RAYS20インチ鍛造アルミホイール、NISMOチューンドビークルダイナミックコントロール、ワイドフロントフェンダーなどを標準で組み込んでいる。
一方、日産のアイコニックなネーミングの“スカイライン”を冠したGT-Rスカイライン エディションは、通常モデルのGT-Rプレミアムをベースに、ボディカラーとしてR34型GT-Rや2019年発売の50周年記念モデルのカラーパレットで設定したベイサイドブルーを復活して採用。また、インテリアには同系色のソラブルー(Sora Blue)トリムを配し、スカイラインのイメージに即した内外装に仕立てている。
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