レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が2023年シーズンを振り返り、セルジオ・ペレスはマイアミGPでの敗北によって、タイトル争いにおいて「大きな心理的ダメージ」を被ったと語った。
ペレスは2023年シーズン序盤4戦を終えた時点で、サウジアラビアGPとアゼルバイジャンGPを制すなど活躍。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの対戦成績は2勝2敗だった。しかもアゼルバイジャンではF1スプリントも制した。マイアミGPを迎えた段階では、フェルスタッペンから6ポイントビハインドのドライバーズランキング2番手……2023年シーズンはふたりによる激戦となるのではとも思われた。
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しかもペレスにとってマイアミGPは、フェルスタッペンからランキング首位を奪う絶好のチャンスが訪れた。予選Q3、1回目のタイム計測でペレスがトップタイムを刻む中、フェルスタッペンはミスによりアタックを完了できず。最終アタックでは隊列の先頭を走ったフェラーリのシャルル・ルクレールがクラッシュを喫したことで赤旗終了となり、ペレスがポールポジションを獲得したのだ。
ただフェルスタッペンは9番手から決勝をスタートすることになったが、ハードタイヤを選択。ミディアムタイヤを履いてスタートしたライバルを次々に追い抜いて序盤からポジションを上げると、レース終盤には逆の戦略(ミディアム→ハード)を採ったペレスを抜き、優勝までこぎつけた。ペレスにとっては、ここで勝利を逃したことが後のタイトル争いに響いたようだ。
「最初の4~5レースで彼は本当に強かった」
ホーナー代表は、motorsport.comの独占インタビューでペレスについてそう語った。
「そしてマイアミのレースで負けたことが、彼にとって大きな心理的ダメージになったようだ」
「その後彼は後手に回り、モナコの予選Q1ではミスを犯した」
「このスポーツにおいて自信というものは非常に重要で、彼が築き上げた勢いはそういうモノだったと思う。サウジアラビアとアゼルバイジャンでのレースは本当に素晴らしかったからね。大成功だったし、アゼルバイジャンではスプリントでもグランプリでも優勝した」
「そしてヨーロッパへ戻る頃、彼が調子を崩し始めた。その後は山あり谷ありだった」
「例えば、モンツァでは素晴らしいレースをしたし、ウェットコンディションのザントフールトでは素晴らしい判断を下した。しかし彼が自分自身にプレッシャーをかけ、残念ながらミスが続くようになった」
「ただ、シーズン終盤に再び調子を取り戻した彼を見ることができた」
「そしてもちろん、ドライバーズランキングで2位を獲得したことは、彼にとっても初めてのことだ。そしてランキングでの1-2達成というのは我々としても初めてのことだ」
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