AMG専用の4ドアEV 開発中
ドイツの自動車メーカーであるメルセデス・ベンツは、2025年に高性能車ブランドのAMG専用EVモデルを投入する構えだ。AMG史上最強の市販車となる可能性が高い。
【画像】メルセデスAMGの未来像【2022年公開のビジョンAMGコンセプトを写真で見る】 全16枚
この新型EVは現行のGT 63 4ドア・クーペに相当するスポーツセダンで、ポルシェ・タイカン、アウディeトロンGT、ルーシッド・エアなどと競合することになるだろう。
AMGはすでに、メルセデス・ベンツのEQシリーズをベースとするEQE 53とEQS 53を手がけているが、新型車はブランド専用の高性能EVとして一から設計される予定だ。そのため、加速性能だけでなくダイナミクスやドライバーとのエンゲージメントを重視するものと予想される。
プラットフォームには「AMG.EA」と呼ばれる高性能EV専用アーキテクチャーを初めて採用する。ここに、2021年にメルセデス・ベンツが買収した英国企業ヤサ(Yasa)の高度な電気モーター技術を組み合わせる。
ヤサの円盤型軸流モーターは、従来のラジアルフラックスモーターよりもはるかに高い出力とトルク密度を誇る。その結果、軽量化と小型化につながり、効率的な駆動を実現する。ヤサのティム・ウールマーCEOが取材で語ったところによると、市販車に搭載されるモーターは、重量がわずか24kgでありながら、480psの出力と81.5kg-mのトルクを発生するという。
仮にこのモーターを2基積んだ場合、1000ps近い出力を発生する可能性がある。
2基のモーターで後輪を駆動?
参考までに、AMGのライバルであるBMW Mとアウディは、次世代スポーツEV用に1300ps以上のパワーを扱えるEVプラットフォームを開発しているが、市販車に関する詳細についてはいずれも明らかにしていない。
メルセデス・ベンツが今年6月に発表したコンセプトカー「ビジョン・ワンイレブン」では、2基の電気モーターをリアアクスルに搭載し、それぞれ左右の後輪を駆動する。つまり、AMGの次世代スポーツEVは必ずしも四輪駆動が前提というわけではない。
ビジョン・ワンイレブンの発表会では、リアのモーター配置によるメリットが強調された。フロントエンドを低く抑えて空力性能を最適化できるほか、モーターがコンパクトなため大きなラゲッジスペースを確保できるという。
このような配置を市販車に採用すれば、理論的には「グランドツアラー(GT)」と呼ぶにふさわしい実用性をアピールできるようになるだろう。新型EVは2025年の市場投入に向けて準備を進めており、プロトタイプが数か月以内に公道を走り始めると予想されている。
今のところ、AMGが昨年公開したコンセプトカー「ビジョンAMG」が最も新型車に近いかもしれない。ビジョンAMGはAMG.EAプラットフォームをベースとする、全長5100mm、ホイールベース3000mmの4ドア車である。
ビジョンAMGの発表当時、メルセデス・ベンツのエクステリアデザイン責任者であるロバート・レシュニック氏は取材に対し、「AMG.EAプラットフォームは、デザイン面で大きな幅を与えてくれます。(既存の)EVAプラットフォームよりもはるかに低くすることができるのです」と語っている。
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みんなのコメント
俺は好きだけど
しかし多分価格は好きになれないレベルになる