1961~70年は、日本の近代スポーツカーが飛躍的に進化した10年だった。この時代に矢継ぎ早に投入された新型スポーツカーは、まさに日本の自動車技術の進化の歴史と言っていい。そんな飛躍の10年を彩った珠玉のマシンを振り返ってみる。今回は、日本のスペシャリティカーの元祖ともいえる2台を紹介しよう。
三菱市販モデル初のDOHCを搭載したギャランGTO
「ギャランGTO MR(A53C型 1970年10月発表)」。1969年の東京モーターショーに「ギャランクーペGTXー1」という名で参考出品され、翌70年10月に「ギャランGTO」として発表された。
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