コンパクトになったスポーティネス！ 新型｢アルファロメオ･ミラノ｣登場｡ブランドのスタイル的特徴を再解釈した一台

ひと目見た瞬間に感情的なつながりを生み出し､美の基準を再定義する新型｢ミラノ｣は､クラス最高のドライビング・ダイナミクスを提供

アルファロメオは、スポーティでコンパクト、そして一目でイタリア車とわかる、完全電動パワートレインを搭載した新型コンパクト「MILANO (ミラノ)」を発表した。

ミラノの受注は2024年の初夏から開始され、アルファロメオの復活を待ち望んでいたアルフィスティやファン、そしてそれ以外の人々にも、アルファロメオの世界への新たな入り口を提供する。アルファロメオは主役となるべく、このクラスで最もスポーティでエキサイティングな走りを楽しめるコンパクトカー､｢ジュリエッタ｣や｢ミト」のエンスージアストと会話を交わし、新世代のアルフィスティ・ファンを魅了できる唯一のクルマを提供する。

ミラノは、誰もが個性的で魅力的なクルマにアクセスできる機会を提供する一台だ。その使命は、新しいアルファロメオのデザイン言語を通じて、新しい世代を獲得することである。1910年の創業以来、アルファロメオを活気づけてきた「スポーティさ」は、日常生活における魅力的なドライビング体験を意図している。

ジェネラリストモデルから派生したスポーティバージョンが多いこのセグメントにおいて、ミラノはクールでユニークな存在であり、魅惑的なスタイルと、快適性、コネクティビティ、ドライビングダイナミクスの面で最先端のテクノロジーを兼ね備えている。

ミラノは妥協のない実用性を特徴としており、そのことは400Lの容量を持つプレミアム競合車の中で最大のトランクが証明している。ミラノにはハイブリッドと電気自動車も用意されており、美観や装備に区別はない。

【写真48枚】"移動手段"としてのクルマではなく､本物の感動を引き出すことができる一台 

ミラノには「ELETTRICA (エレトリカ)」があり、156psの出力と最大250マイル（約400km）の航続距離を誇る2種類の完全電動パワートレインと、アルファロメオのスポーツDNAの縮図ともいえる240psのスポーティな「VELOCE (ヴェローチェ)」が用意されている。

デザインは、即座に感情的な結びつきを生み出す特徴的な機能の中で進化。結局のところ、アルファロメオは常に「移動手段」としてのクルマではなく、むしろ本物の感動を引き出すことができる共生、絆を求める人々を対象としてきたのだ。

新型ミラノは、ヨーロッパ最大のセグメントにおけるスポーティさの概念を大きく変えるべく、全長わずか4m強のコンパクトカーでありながら、性能だけにとどまらない、まったく新しい最新のスポーツスピリットを備え、アルファロメオらしいスポーティなポジショニングを先取りしたクルマを作りたいという正確な願いに基づいている。

この大胆かつ野心的な目標は、100年以上にわたってレーストラックや日常道路で培われたスポーツの歴史を持つブランドだからこそ達成できるものだ。ミラノは、五感を満足させることに専念するイタリアン・ブランドのハンドブックでもある。なぜなら、クルマは情熱と関与をもって体験されるべきエキサイティングな製品であり、今もそうであり続けているからだ。


エクステリアデザイン
アルファロメオ・チェントロ・スタイルは、このセグメントにおけるデザインの基準を再定義する。アルファロメオは、機能美と比類なき伝統の完璧なバランスに基づいており、自動車分野におけるイタリアンスタイルの縮図である。

新型ミラノも例外ではなく、全長4.17m、全幅1.78m、全高1.5mというコンパクトなサイズに、アルファロメオ・チェントロ・スティーレの独創的かつモダンなメイド・イン・イタリー・デザインの独自性が凝縮されている。

ミラノは、プロポーションのバランス、純粋なライン、表面の質感へのこだわりで表現されている。アルファロメオのスタイリストたちは、メカニカルなパーツに職人的な注意を払いながらこの「皮膚」をモデル化し、このクラスで流行している冷徹な合理性の概念から完全に切り離すことで、ひと目で目を引くしなやかで刺激的なデザインに生命を吹き込んだ。

限定的なオーバーハング、筋肉質なホイールアーチ、伝説的なジュリアTZにちなんだ象徴的な「カムテール」など、伝統にまつわるスタイル的特徴によってプロポーションが整えられている。イタリアンスタイルのシンプルさには、カーデザインという業界で最も複雑な創造プロセスのひとつが隠されている。

アルファロメオ・ミラノは、レッジェンダとプログレッソのバリエーションにある伝説的なスクデットシールドを含む、限られた数の特徴で構成される強力なアイデンティティを誇っている。3+3のアダプティブ・フルLEDマトリクス・ヘッドライトを備えたフロントの大胆なルックスも、その力強い個性に一役買っている。アルファロメオのスタイルは、表面の質感によって特徴付けられ、明確なボリュームのコントラストによって豊かで調和のとれた反射を生み出している。




インテリアデザイン
本格的で魅力的なドライビング体験のための「ドライバー志向」。ピュアでスポーティなインスピレーションは車内にも受け継がれており、細部にまでイタリアン・テイストを取り入れ、最高級の素材を使用し、すべての操作系をドライバーの手の届く範囲に配置している。

インストルメント・パネルとその歴史的な「カノッキアーレ」デザインは、視覚的な直接的な結びつきを生み出し、ステアリング・ホイールに手を回し、エンジンを始動させ、ユニークなドライビング・エクスペリエンスを最大限に楽しむよう説得するのだ。

クラスターの中央には10.25インチのTFTスクリーンがあり、クルマのデータやドライビング・テクノロジーの設定にアクセスできる。ダッシュボードの中央には、10.25インチのタッチスクリーン・システムがあり、ウィジェット(すべての機能を直感的に操作できるグラフィック・コンポーネント)と連動するように開発された。

各ユーザーは自分のホームページを作成することができ、車の各機能はそれ自体がアプリとなる。インテリアをさらに華やかに彩るのは、アルファロメオのスポーティさを象徴するクアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)の形をしたエアコンの吹き出し口。オプションのサベルト製スポーツシートは、高い機械抵抗、完璧な人間工学、構造的な軽さを兼ね備えた包み込むような背もたれが特徴だ。




快適性
ミラノは、セグメントで最も広いトランクによって、このクラスのトップに位置する。ミラノを選択することは、ドライバーシートに座る人を中心に考え、すべての乗員の幸福を最大限に考えた妥協のない解決策を選択することに等しい。アルファロメオが考える快適性とは、あらゆる移動体験をシンプルで快適なものにし、組織化された安全なものにすることである。

そのため、パッセンジャー・コンパートメントに乗り込むと、細部にまで行き届いた配慮、上質な内装、快適な空間にいるような包み込まれるような感覚、スポーティさとイタリアン・クオリティの高さをすぐに感じ取ることができるのだ。

ミラノは、そのコンパクトなサイズにもかかわらず、フルBEVとしてはクラス最大のトランク容量を誇り、最大400Lの積載が可能だ。ミラノはまた、ボンネットの下にある便利なケーブル収納コンパートメントなどの専用装備も備えている。快適性をさらに高めるため、ミラノはレベル2の自律走行オプションを含む一連のドライバー支援機能を提供する。

ミラノは、360度パーキングセンサーと180度リアカメラで周囲を監視し、革新的で実用的な半自律駐車システムをオプションで選択できる。さらにミラノには、近接アクセス技術も搭載可能で、車両に近づいたり遠ざかったりすることで、顧客が何もしなくても、素早く簡単に車を開閉することができる。

ドライビング・ダイナミクス
ミラノはクラス最高のドライビング・ダイナミクスを実現。セグメント最小の重量と最適な質量配分により、ミラノは真のアルファロメオのように電気自動車の世界に参入する。ドライビング・ダイナミクスの開発をコーディネートしたチームは、ヴェルチェッリ県にあるバロッコ試験センターでジュリアGTAを開発したチームと同じで、新型ミラノがクラス最高のロードホールディングを達成することを明確な目的としている。

これは、VELOCEバージョンにおける特別な技術的ソリューションによって可能になったもので、セグメントで最もダイレクトなステアリング(14.6)を特徴とし、特に極めて正確で、卓越したロードホールディングの資質を高めるように調整されている。

スポーツサスペンションは25mmローダウンされ、フロントとリアのアンチロールバーは高いグリップ力で素早いコーナリングを保証するために特別にスポーティなものとなっています。ブレーキシステムには、4ピストンモノブロックキャリパーを備えた380mm以上のフロントディスクが装備され、トルセンディファレンシャルはあらゆるコンディションで最高のトラクションを発揮します。高性能20インチタイヤも電気自動車専用で、幅広いレベルのグリップを提供する。これらすべてが、ピュアでアルファロメオらしいスポーティさを備えた、唯一無二のコンパクトカーの基盤を形成している。

ミラノにはアルファD.N.A.システムも搭載可能だ。ダイナミックモードは、ステアリングとアクセルのキャリブレーションによって実現され、最高のパフォーマンスとドライビングプレジャーを提供。パフォーマンスと快適性を慎重にバランスさせたNaturalモデルは、日常的な使用向けに設計されており、Advanced Efficiencyは、ドライビングプレジャーを損なうことなく消費電力を削減し、エネルギー効率を最大化するように調整されている。




コネクティビティ｡EV ROUTING： コネクテッド・ナビゲーション
アルファロメオは、ソフトウェアとコネクティビティの活用を、ドライバーのエクスペリエンスを向上させるものと解釈しており、その焦点は変わらない。そのため、ミラノには最先端のコネクテッド・テクノロジーが搭載され、最高の快適性を約束する。

EVルーティングは、お客様の充電ニーズを管理するナビゲーターに組み込まれた革新的なコネクテッドシステム。顧客は目的地を設定するだけで、ナビゲーション・システムがルート上で必要な充電ポイントを自動的に計算し、ヨーロッパで最も広範なネットワークである60万カ所以上の充電ポイントにアクセス可能だ。リアルタイムの交通状況、バッテリー、ドライビングスタイルのモニタリングにより、EVルーティングは充電の不安から解放されたドライビングを可能にする。

アルファ・コネクト・サービス、コネクテッド・サービス・スイート
アルファロメオ・ミラノには、先進のオンボード・コネクティビティと、最大限の安全性と快適性を実現するさまざまなサービスを提供するツール、アルファ・コネクト・サービスが装備されている。OTA(Over-the-Air)技術により、クルマの地図とソフトウェアは常に最新の状態に保たれる。

目的地やPOI(ポイント・オブ・インタレスト)をリモート検索するためのアプリで構成されるマイ・ナビゲーションや、交通、天候、スピードカメラに関するリアルタイムのアラートなど、車載体験をこれまでで最高のものにするさまざまな機能が搭載されている。

マイ・アルファ・コネクトのスマートフォンアプリから利用可能なマイ・リモートでは、車両位置の確認、特定のパラメーター(速度やエリア)のコントロール、これらのパラメーターが守られていない場合の通知など、クルマと対話することができる。

また、スマートフォンやスマートウォッチを介して、ドアの開閉やライトの点滅などの機能を制御することもできる。E-Controlはまた、始動と停止をリモートで管理したり、充電のスケジュールを立てたり、必要に応じて車両に乗り込む前に車内を暖めたり冷やしたりするオプションも提供している。

もうひとつの大きな革新は、音声認識を利用したHey Alfaバーチャル・アシスタントとChatGPT(A.I.)の統合で、旅先で役立つ控えめな「副操縦士」として情報やアドバイスを提供し、ドライバーのあらゆるニーズに応える。

ミラノ・エレトリカ｡スポーティさの新コンセプト
ミラノの電動バージョンにおいて、アルファロメオはハイブリッド同期モーターと新型バッテリーを組み合わせた新世代の動力源を選択した。高出力、高トルク、電動パワートレイン特有のキャリブレーションにより、この新しいコンパクト・スポーツカーは、セグメントをリードするダイナミクスで妥協のないドライビングプレジャーを提供する。

156psと240psの2つのパワーバージョンが用意された新型車は、他のアルファロメオ同様、優れたパフォーマンスと魅力的でスポーティな走りを約束する。54kWhバッテリーはエネルギー密度が高く、定格エネルギーと使用可能エネルギーの比率が非常に優れている。

具体的には、156ps仕様のリチウムイオンバッテリーパックは、WLTPサイクルで最大250マイル、アーバンサイクルで最大366マイルの航続距離を実現します。新型MILANOの充電は迅速かつ簡単で、100kWの急速充電器で10～80％の充電が30分以内に完了する。

ミラノ・スペチアーレ､最上級の市販モデル
「ミラノ・スペチアーレ・エレクトリカ」(156ps)のローンチ・エディションは、スポーティさ、テクノロジー、快適性を融合させ、ラインナップの中から最高の仕様を厳選したユニークな構成となっている。

エクステリアで目を引くのは、「プログレッソ」バッジ、新色とアレーゼ・レッドのアクセントを効かせたマットスポーツ仕上げ、18インチ・ペタリ・アロイ・ホイールだ。インテリアは、スピガ・ビニール＆ファブリック・インテリア、レザー・ステアリング・ホイール、マッサージ機能付き電動運転席シートなど、スポーティでエクスクルーシブな装備で飾られている。

エレガントで個性的な8色のインテリア照明が、エアベント、センタートンネル、象徴的なカノッキアーレを際立たせ、細部へのこだわりを確実なものにしている。非常に寛大なセットアップは、以下の安全装備によって完成される。ミラノ・スペチアーレ・エレクトリカは、レベル2の自律走行、コネクテッド・ナビゲーション、180度リアカメラ、ハンズフリー電動テールゲート、近接アクセス技術付きキーレスシステムを標準装備した。

ミラノ・スペチアーレ・エレクトリカには、11kWの三相オンボード充電器も装備され、あらゆる状況で最高の充電性能を発揮する。

ラインアップ
アルファロメオ・ミラノは、顧客のコンフィギュレーションをさらに容易にするラインアップ戦略を提示します。ミラノには、156馬力のエレクトリカ、240馬力のエレクトリカ・ベローチェの3つのパワートレインが用意されている。

ミラノには、TECHNOLOGY、EXCLUSIVITY、SPORTINESSの3つのオプションパックが用意されている。テクノロジーパックは、レベル2の自律走行、ハンズフリー電動テールゲート、LEDマトリクスライト、バーチャルアシスタント付きコネクテッドナビゲーションなど、安全性、テクノロジー、機能性の面で最高の仕様を提供する。

プレミアム・パックでは、ビニール・ファブリック混紡のインテリア、マッサージ機能付き電動運転席シート、室内アンビエント照明、アルミニウム製ペダルとキックプレートなどの快適技術が追加されている。スポーツパックは、サベルトシート、アルカンターラ表皮、スポーティなエクステリア装備により、最高のスポーティさを提供する。

Comments

[rav********]

アルファロメオのフロントの下にC-HRを生やしてヘッドライトをクラウンスポーツの要素をぶち込んでみたって印象。