欧州で最も厳しい自動車安全テスト 5つ星に届かず
欧州で自動車安全テストを実施するユーロNCAPは、トヨタ・アイゴXの安全性評価に4つ星をつけた。最高評価の5つ星を得られなかった理由として、「全体的によくできている」ものの、「より高度」な安全システムが一部足りないためとしている。
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同時にテストを受けたBMW i4(EV)も、「高級だからといって必ずしも安全性能が高いとは限らない」とし、衝突回避のための要点を外しているため4つ星評価を与えられた。
一方、アルファ・ロメオ・トナーレとクプラ・ボーン(EV)は、最高評価の5つ星を獲得した。
コンパクトSUVのトナーレは、「5つ星評価のすべての要件」を満たし、成人の乗員保護で83%、子供の乗員安全で85%のスコアを達成。しかし、交通弱者保護性能は67%と低く、ユーロNCAPのレポートには「硬いフロントガラスのピラー」周辺で「保護性能が弱い、または貧弱な部分がある」と記されている。
クプラ・ボーンは、スペインの自動車メーカー、セアトの高級車ブランドにあたるクプラが欧州で発売する小型EV。ユーロNCAPでは多くの分野でトナーレを凌駕し、成人乗員保護スコア93%、子供乗員保護性能は89%を獲得し、乗員の「保護は良好」とされた。交通弱者保護性能は73%となっている。
韓国のキアが販売するクロスオーバー車、スポーテージも5つ星を獲得した。ユーロNCAPのレポートでは、兄弟車のヒョンデ・ツーソンと構造の多くを共有しているため、部分的なテストしか実施されず、スコアの大半はツーソンからのものだという。スポーテージの成人乗員保護性能は87%とされている。
このほか、メルセデス・ベンツTクラスとメルセデス・ベンツ・シタン・ツアラー(いずれもミニバン)が5つ星を獲得。新型ルノー・カングーとプラットフォームを共有しながらも、センターエアバッグによる衝撃保護や高性能なアクティブセーフティ機能など、全体的に装備が向上しているという。
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