ジープ・ブランドの末弟として人気を博すコンパクトSUV『ジープ・レネゲード』が初のマイナーチェンジを受け、ヘッドライトおよびテールライトに『ラングラー』から継承された新デザインを採用。さらに新開発の高効率エンジン搭載により高出力化と優れた燃費性能を両立し、2月23日より発売開始となっている。
FCAのアライアンスを活用して、フィアットとクライスラーが共同開発した“スモールワイド4×4アーキテクチャー”を使用して誕生したレネゲードは、兄弟車となる『フィアット500X』とは異なるグレード構成を特徴としてきた。
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従来設定されたのは、1.4リッター4気筒直噴ターボに6速乾式デュアルクラッチを組み合わせたLimited(リミテッド)とLongitude(ロンジチュード)の前輪駆動モデルが2機種。そしてクライスラー由来の“タイガーシャーク”エンジン、2.4リッター4気筒自然吸気に9速ATを持つ4WDモデルのTrailhawk(トレイルホーク)の3グレード構成となっていた。
このマイナーチェンジモデルでもそのグレード設定は踏襲され、レザーシートを始め充実した装備により高い快適性を誇るリミテッドを先行発売。エントリーグレードのロンジチュードと、4WDモデルのトレイルホークは遅れて今春からの発売が予定されている。
その特徴的なエクステリアデザインを刷新した後期型では、フロントフェイシアの色やデザインが一新され、より精悍な佇まいに進化。ヘッドライトとリヤコンビネーションランプは、新型『ラングラー』にインスピレーションを得たアイコニックな意匠に変更され、よりモダンな表情へと生まれ変わった。
また機能面でも、新設計のヘッドライトはデイタイムランニングライトを始めハイビーム、ロービーム、フォグランプのすべてがLEDに統一され、従来のキセノンヘッドライトに比べて明るさが20%向上し、夜間走行時の視認性が大幅に高められている。
そして注目のエンジンには、従来の1.4リッター直噴ターボのマルチエアに代わって新開発となる1.3リッター直列4気筒マルチエア2エンジンを搭載。
セントラルダイレクトインジェクション、インタークーラー付ターボチャージャーにSTART&STOP機能を採用し、従来モデルに比べて11PS増となる最高出力151PSを発生。最大トルクも同40Nm増となる270Nmとした上で、実用燃費に近いWLTCモードで13.5km/リッターの省燃費性能も両立している。
また快適装備でも、ドアミラーにオート格納機能が追加されたほかオーディオナビゲーションシステムのUconnectには地上デジタルTVチューナーが標準装備化された。
エクステリアでは、ドアミラーの色がシルバーからグレーに変更されホイールデザインも一新された先行発売のリミテッドは全6色のボディカラーが用意され、価格は355万円となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/renegade-bv.html
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