現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 究極のトヨタ「スープラ・オープン」爆誕! 跳ね上げドアが超絶カッコいい特別なモデルとは

ここから本文です

究極のトヨタ「スープラ・オープン」爆誕! 跳ね上げドアが超絶カッコいい特別なモデルとは

掲載 更新 48
究極のトヨタ「スープラ・オープン」爆誕! 跳ね上げドアが超絶カッコいい特別なモデルとは

■オープン仕様の特製スープラとは

 映画に登場するクルマといえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンや、「ナイトライダー」のナイト2000など数多くのモデルが存在します。
 
 なかでも、2001年の公開以降、現在でも高い人気を誇る「ワイルド・スピード」には、さまざま国産スポーツカーが登場。これにより、世界中で日本車の人気が高まりました。
 
 そんなワイルド・スピードの1作目に登場するトヨタ「スープラ」をオマージュしたカスタムカーが日本に存在します。

【画像】オープン仕様がカッコ良すぎる! ガルウイングも装備した究極の「スープラ」を見る(43枚)

 2021年6月20日、アメリカ・ラスベガスで開催された自動車オークションの「バレット・ジャクソン」にスープラ(A80型)が出品され、55万米ドル(日本円にして約6000万円/手数料込)で落札されました。
 
 このA80は、「ワイルド・スピード」の第1作目に出演した主役の故ポール・ウォーカー氏が乗りこなすクルマとして使われた劇中車です。

 カスタム内容は、ランボルギーニ「ディアブロ」の純正色となるキャンディパールオレンジに塗装されたボディに特徴的なグラフィックデザインを採用。

 エアロパーツでは、Bomex製フロントスポイラーとサイドスカート、TRDスタイルのボンネット、APR製アルミ製複葉式リアウィング、Dazz Motorsport Racing Hart M5 Tuner製19インチホイールなどを装着しています。

 また、パワートレインは純正の3リッター6気筒エンジンを3.1リッターに排気量拡大し、Turbonetics製のターボチャージャーを装着することで、最高出力700HP超(約709馬力)を発揮しています。

 今回、日本でこのA80をイメージして制作されたモデルは「A90 Spider」と名付けられています。

 一見、2019年に17年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた新型スープラ(A90)をベースにワイルド・スピード風のカスタムが施されているように見えますが、A90ではオープン仕様は設定されていません。

 制作したのは、千葉県の日本自動車大学校(通称NATS)で、東京オートサロン2020に向けて学生達が仕上げたモデルだといいます。

 A90 Spiderについて、NATSは「『FAST&FURIOUS is back』をコンセプトにワイルド・スピードに登場する80スープラをイメージした新型スープラのオープンモデルを製作し、新型スープラの可能性を広げるをコンセプトに製作しました」と説明しています。

 実は、このA90 Spiderのベース車はレクサスがかつて販売していた「SC430(ソアラ)」のオープン仕様です。

 エクステリアは、PANDEMのキットを装着することでA90を再現し、ART FACTORYによるバイナルグラフィックを貼り付けています。

 A90 Spiderの制作背景について、NATSの担当者は次のように説明しています。

「A90 Spiderのカスタムは、外観はPANDEMの90スープラエアロキット、ホイール・ウイングはKUHL、エアフォースのエアサスに、タイヤはTOYOを使用しています。

 本家本元アートファクトリーのバイナルデカールを貼り付けているほか、スパルコのステアリングにワークスベルのハンドルボス、ブリッドのシートにdefiのメーターをそれぞれ使用。

 エンジンは、SC430の3UZから80スープラの2JZに載せ替えているほか、TRUSTのタービンキットの取り付け、トランスミッションを『チェイサー』のトランスミッションに載せ替え、Nosシステムの取り付け、プロペラシャフトの短縮加工、KAAZのLSD、326POWER製のブレーキローター&キャリパーを使用などさまざまな企業にご協力いただきながら完成したこと車両です。

 しかしながら、改造内容が多すぎたため、エンジンがまともにかからず、製作を担当した学生達が卒業するまでに完全に完成・・・とは至りませんでした。

 その後、YouTubeチャンネル『NATSチャンネルbyワンダープレイス』のにて整備科の教員によって、『A90 Spider 復活 PROJECT』が発足し、エンジン始動に向けて作業が進められています」

※ ※ ※

 まさに世界で1台のSC430ベースのA90 Spider。今後も「A90 Spider 復活 PROJECT」の動向に期待が寄せられます。

こんな記事も読まれています

イケイケなフィアット「パンダ」も大雨には勝てず…イタリアの最新道路事情を私的にレポートします【みどり独乙通信】
イケイケなフィアット「パンダ」も大雨には勝てず…イタリアの最新道路事情を私的にレポートします【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
佐藤凛太郎インタビュー:「父と同じ道を進みたい」琢磨の息子がPONOS RACINGからFIA-F4デビュー
佐藤凛太郎インタビュー:「父と同じ道を進みたい」琢磨の息子がPONOS RACINGからFIA-F4デビュー
AUTOSPORT web
小さな「万能SUV」がマイチェン 熟成のフォルクスワーゲンTクロスへ試乗 95psでも魅力的
小さな「万能SUV」がマイチェン 熟成のフォルクスワーゲンTクロスへ試乗 95psでも魅力的
AUTOCAR JAPAN
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは
Auto Messe Web
アロンソのペナルティに関する再審査請求をスチュワードが却下。アストンマーティンF1の新証拠には重要性が認められず
アロンソのペナルティに関する再審査請求をスチュワードが却下。アストンマーティンF1の新証拠には重要性が認められず
AUTOSPORT web
6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
AUTOSPORT web
ベースは極上2002 クーペ BMWガルミッシュ(2) 現代のカロッツエリアが見事に再現
ベースは極上2002 クーペ BMWガルミッシュ(2) 現代のカロッツエリアが見事に再現
AUTOCAR JAPAN
BMWガルミッシュ(1) 巨匠ガンディーニによる先取り3シリーズ 同意を得ず「密かに」製作!
BMWガルミッシュ(1) 巨匠ガンディーニによる先取り3シリーズ 同意を得ず「密かに」製作!
AUTOCAR JAPAN
充電環境もプレミアムブランドにふさわしく
充電環境もプレミアムブランドにふさわしく
グーネット
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
GW明けだけど渋滞あり! 中央道の東京区間で交通規制 NEXCO中日本が迂回呼び掛け
GW明けだけど渋滞あり! 中央道の東京区間で交通規制 NEXCO中日本が迂回呼び掛け
乗りものニュース
「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
くるまのニュース
プラモ作りにデコチャリからデコトラ運転手という王道コース! 一時落ち着くもSNSを通じてデコトラ熱が再燃したアラフィフの日常
プラモ作りにデコチャリからデコトラ運転手という王道コース! 一時落ち着くもSNSを通じてデコトラ熱が再燃したアラフィフの日常
WEB CARTOP
“63”だからこそ得られる快感──新型メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC+クーペ試乗記
“63”だからこそ得られる快感──新型メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC+クーペ試乗記
GQ JAPAN
MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化
MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化
motorsport.com 日本版
[VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
[VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
レスポンス
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功
AUTOSPORT web
右折待ちで「お先にどうぞ」 大型が譲ってくれるワケ 単なる優しさだけにあらず
右折待ちで「お先にどうぞ」 大型が譲ってくれるワケ 単なる優しさだけにあらず
乗りものニュース

みんなのコメント

48件
  • クルマのライターって、爆誕という言葉が好きだよね。
  • もはや爆誕という言葉を見ると、アホなんじゃないかと思ってしまうようになった!

    けして、こういう車が嫌いではないですからね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索
スープラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村