その存在感は言うまでもなし 大きく変わった4つのポイントをチェック
1月8日、トヨタが誇るミニバン王者「アルファード&ヴェルファイア」がマイナーチェンジを果たして発売となった。 よりアグレッシブに生まれ変わったフェイスリフトだけでなく、安全装備の充実など、キングにふさわしい風格で君臨。見た目よりも大きく進化した後期モデルについて、改めて振り返ってみたい。
「TRD」が後期型アルファード&ヴェルファイアをスポーツスタイルに調律
【進化その1:フロントフェイス、バックドアガーニッシュを変更】
2015年のフルモデルチェンジから、ほぼ3年。 マイナーチェンジ前でも売れっ子の看板車種だけに、「大きな変更はないだろう…」とタカをくくっていた。しかし、より大胆に、過激さすら漂わせるフェイスチェンジを筆頭に、安全装備の思いきった充実、新グレードの展開など、盛りだくさんの内容となっていた。エクステリアはヘッドランプ、フロントグリル&バンパー、バックドアガーニッシュ、リアコンビランプをデザイン変更。両車とも、グッと押し出しの強まった印象となった。
バンパー、グリル、ヘッドランプが変わり、ガラッとイメージを一新した。特にアルファードはエスクァイアばりにグリルが大型化されて押し出しをアップ。ヴェルファイアのエアロボディも、ヨコ基調の開口部がグンとワイドになって疾走感を牽引。 またメーター加飾、シート表皮、木目色など、インテリアも大きくリニューアルされた。
【進化その2:Toyota Safety Sense」が進化し、全車標準装備に】
安全装備は”第2世代版”として「Toyota Safety Senseを全車標準装備に。 その進化ぶりは目まぐるしく、自転車の運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」、レーダークルコン作動時に車線維持のための運転操作支援を行なう「レーントレーシングアシスト」を採用。さらに、後退時に死角となる接近車両を知らせる「リアクロストラフィックアラート」、「ブラインドスポットモニター」も新設定された。
「レーントレーシングアシスト」車線逸脱の可能性があることを警告したり、車線逸脱を避けるためのステアリング操作支援をする。
「プリクラッシュセーフティ」 ミリ波レーダー+単眼カメラにより、日中の自転車運転者や夜間の歩行者検知機能を追加。新たに採用された安全装備のひとつ。
「リアクロストラフィックアラート」 前向き駐車した状態から出庫しなくてはいけない場合、不安がつきもの。そんな悩みを解決すべく、ブザーで警告してくれる。
「ロードサインアシスト」 進入禁止など、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示することで、標識の見落としを減らしてくれる。
【進化その3:3.5ℓモデルにダイレクトシフト8速ATを新採用】
V6の3.5ℓエンジン(2GR-FKS)に組み合わせるミッションは、6ATから8速の「DirectShift-8AT」へと進化。最大出力301ps、最大トルク36.8kg-mという、スポーツカー顔負けの心臓部を持つ。
【進化その4:エグゼクティブラウンジがさらに充実】
リクエストの多かった「Executive Lounge」のエアロ仕様(グレード「S」「Z」)を新設定。専用のブラック&ホワイト内装を採用し、シルバー木目調加飾や防汚処理加工を施したプレミアムナッパ本革シートを装備、最上級という位置づけになる。 さらに、ハイブリッドのエアロ仕様にはエントリーグレードも新設定。アルファード、ヴェルファイアに各25グレードと、バリエーションが増えたことも注目だ。
価格はぞれぞれ\3,354,480~\7,508,160となっている。
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