B16B純正パーツでハイコンプ仕様へとスイッチ!
耐久性にも優れた純正流用が光る走行会仕様
「タイトな軽カーにも好マッチング」ブリッドの次世代フルバケが凄い!
走行会に自走で参加するユーザーにとって、永遠のテーマとも言えるのが、サーキットでの速さとストリートでの快適性。シビックの持ち味を考えた上で、この2つを両立するためにどこでバランスを取るか。そこを突き詰めたマシンが、ガレージFK製作のEG6シビックだ。
エンジンはB16Aをベースに、B16B用の純正ピストン流用によるハイコンプ化を行い、ヘッドには同じくB16Bの純正カムシャフト&バルブスプリングを流用。これらは加工なしで流用可能な定番チューンでもある。
「カリカリを狙わなければ、ECUはノーマルのままで問題ありません。圧縮比が10.8になりますが、ノッキングは出ていませんしね」ということで、ECUはEG6用をそのまま使っている。
EXマニは無限の4-2-1をチョイスし、社外マフラーと組み合わせている。触媒はスポーツキャラタイザーを導入しなくてもスペック的に問題無いということで、純正を使っているのもポイントだ。
冷却系は、ラジエターを純正置き換えの銅2層タイプに交換しつつ、サブラジエター的な役割を狙って、ヒーターコアがラジエターと直列になるよう配置。さらに、フロントバンパーのフォグランプ部をダクトにすることで走行風を積極的に導入。これだけで10度近く水温が下がるというから驚きだ。
足回りは、RG車高調(F16kg/mm R12kg/mm)とクスコのキャンバー調整機構付きフロントアッパーマウントを装着。また、EK9用のハブとブレーキを丸ごと流用することで、5穴化とブレーキ強化を同時に実現している。
タイヤ&ホイールは街乗りとサーキットで兼用。15インチ7.5J+35のボルクレーシングTE37を前後通しで装備し、ポテンザRE-11(F205/50 R195/55)を組み合わせている。
純正流用をメインにしたチューニングはホンダ車の定番。費用対効果を考えてもメリットは非常に多い。ストリートからサーキットまでを気軽に楽しみたいユーザーには、持ってこいのお手本スペックだ。
●取材協力:ガレージFK 埼玉県三郷市采女1-162 TEL:048-958-8835
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みんなのコメント
18C-Rの腰下に16Bピストンのハイコンプも半年位で棚落ちするよ。