■新型「インスパイア」登場
2023年6月26日、ホンダと中国東風汽車の合弁会社「東風ホンダ」は、中国・揚州で新型「インスパイア」を初公開しました。
【画像】見覚えある”縦グリル”がカッコイイ! ホンダ新型「インスパイア」を画像で見る(82枚)
インスパイアは、1989年に登場した「アコードインスパイア4ドアハードトップ」を起源に持つ4ドアセダンです。日本では5代目まで販売されていましたが、現行モデルとなる2018年に中国で誕生した6代目は販売されていません。
今回発表された、5年ぶりのフルモデルチェンジを迎えた7代目となる新型インスパイアについて、東風ホンダは「スタイルと知性を兼ね備えた、スマートかつエレガントな“スマートエリートカー”」と説明します。
エクステリアは、東風ホンダが“エレガントでゴージャス”という流線型のスポーティなデザイン。ストレートウォーターフォールグリルと名付けられた縦型グリルが採用され、欧州の高級車にも負けない存在感を放っています。
インテリアは、水平基調のシンプルなインパネや、レザーとスエードのシートがミニマリズムの中に高級感を際立たせるほか、10.2インチのマルチファンクションディスプレイ、12.3インチのスマートスクリーン、12個のスピーカーから構成されるBOSEオーディオシステムなどが搭載されます。
ボディサイズは、全長4979mm×全幅1862mm×全高1449mmと、トヨタ15代目「クラウン」ほどのサイズ。ホイールベースは2830mmです。
パワートレインには、1.5リッター直列4気筒VTECターボエンジンを搭載するガソリンエンジンモデル(260 TURBO)に加え、最高出力148馬力・最大トルク182Nmを発揮するガソリンエンジンに最高出力183馬力・最大トルク335Nmを発揮するモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル(e:PHEV)も用意されます。
先進装備には、Honda CONNECT 4.0とHonda SENSING 360を搭載。価格は、まだ公表されていません。
東風ホンダは、今回の発表について以下のように説明しています。
「インスパイアは常に時代のニーズに応え、継承と革新の進化を繰り返し、最先端のテクノロジー、品質、優れた運転体験を兼ね備えた傑作です。
今日、究極のデザインと最先端のテクノロジーを組み合わせた新型インスパイアが登場し、スタイルとインテリジェンスの両方の製品価値とパーソナライズされた運転体験でフラッグシップセダンの価値感を再構築し、新しい価値感を創造します」
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