■売れ筋コンパクトカーが相次いでフルモデルチェンジ
トヨタとホンダを代表するコンパクトカーが相次いでフルモデルチェンジし、2020年2月10日にトヨタ新型「ヤリス」、2月14日にホンダ新型「フィット」が発売されます。
トヨタ新型「ヤリス」とスズキ「スイフト」よりスポーティなのはどっち? 徹底比較
従来の「ヴィッツ」から海外名に変更して日本で発売される新型ヤリスはスポーティさ、新型フィットは心地よさを追求しており、トヨタとホンダのコンパクトカー戦略の違いが見て取れます。
新型車ヤリスは、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発されました。
外観はムダをそぎ落して、かつ引き締まった造形を採用し、躍動感のあるデザインとなっています。
コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディとしました。
新開発の1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現。さらにトヨタのコンパクトカーとして初めて、E-Four(電気式4WDシステム)を搭載しています。
ガソリン車は新開発の1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンには、スムーズでダイレクトな加速を実現するDirect Shift-CVTと6速MTを採用(CVTの4WD車は2020年4月発売予定)。
加えて、改良を加えた1リッターエンジンと小型軽量化したCVTとの組み合わせもラインナップし、選択肢を広げました。
安全装備は、トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「Toyota Safety Sense」、楽に乗り降りできる「ターンチルトシート」などの先進・便利機能をいち早く採用しました。
対する新型フィットは、歴代フィットが築き上げた優れた性能・機能をベースに、「4つの心地よさ」を取り入れました。
細いピラーと水平・直線基調のインストルメントパネルなど、ドライバーから目線で安心感のある「心地よい視界」。
フロントシートはホンダ初採用となる樹脂製マットで支えるボディースタビライジングシート、リアシートは厚みがありゆったり座れるシートを取り入れた、長距離ドライブでも疲れにくい快適な「座り心地」。
ホンダのコンパクトカーに初採用される2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による力強い加速と滑らかな走りや、軽量化・高剛性化・高強度化を徹底したボディ、衝撃を素早く吸収して路面をしっかりととらえるサスペンションなどと合わせて、快適な「乗り心地」。
さらに、歴代フィットから継承された広い室内空間と多彩なシートアレンジや広い荷室など、快適な移動をサポートする「使い心地」といった、数値では表せない心地よさにこだわったといいます。
デザインの面については、新型フィットは5つの異なるスタイルを用意しました。
デザインと快適性を兼ね備えた「ベーシック」、ナチュラルな風合いのシートなどでリラックスできる「ホーム」、フィットネススポーツのような軽快でファッショナブルな「ネス」、本革シートなど質感や手触りの良さを追求した「リュクス」、タフなイメージで街にもアウトドアにも似合う「クロスター」といった、多彩なラインナップが展開されることも注目です。
搭載されるエンジンは、1.3リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドで、トランスミッションはガソリン車がCVT、ハイブリッド車が電気式無段変速機、駆動方式は全グレードで2WD(FF)と4WDが設定されます。
なお、新型フィットでは、従来モデルまで設定されていたMT仕様が廃止されています。
新型フィットのWLTCモード燃費は29.4km/L。新型ヤリスの36.0km/Lには及びませんが、それでも十分に低燃費であるといえます。
※ ※ ※
新型フィットの安全装備は、「ホンダ センシング」に前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新たに採用。車両前後に装着された8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、従来から搭載されている機能を拡充するとともに、ホンダとして初めて近距離衝突軽減ブレーキを追加し、全モデルで標準装としています。
コネクテッドサービスとして、ホンダ車専用車載通信モジュール「ホンダ コネクト」を日本初搭載します。スマートフォンでのリモート操作や事故などの緊急時に自動的にサポートセンターにつながるなど、迅速で的確な対応が可能となります。
■新型ヤリスと新型フィットの価格差は安全装備の有無が関係?
新型ヤリスと新型フィットのエントリーグレードの装備や価格の違いは、どうなっているのでしょうか。
新型ヤリスのエントリーグレードは1リッターガソリンの「X“B パッケージ”」で、価格(消費税込、以下同様)は139万5000円です。
新型フィットのエントリーグレードは1.3リッターガソリンの「ベーシック(FF)」で、価格は155万7600円です。
エントリーグレードの価格は、新型フィットが約16万円ほど高いのですが、その理由として、新型フィットはホンダセンシングが全車標準装備となり、エントリーグレードにも装備されていることが考えられます。
その一方、新型ヤリスのエントリーグレードは、先進安全装備はオプションでも設定されていせん。エントリーグレードについては、新型フィットのほうが安全性が高いといえます。
またエントリーグレード同士のWLTCモード燃費を比較すると、新型ヤリスは20.2km/L、新型フィットは20.4km/Lとなり、新型フィットのほうが若干低燃費です。
では、新型ヤリスと新型フィットの最高額グレードの価格差はどうなっているのでしょうか。
もっとも価格が高いグレードは、新型ヤリスが1.5リッターハイブリッド「Z E-Four」の249万3000円、新型フィットが1.5リッターハイブリッド「e:HEV リュクス 4WD」の253万6600円で、ほぼ同等です。
新型ヤリス ハイブリッド「Z E-Four」は、ステアリングホイールとシフトノブが本革巻き、シート表皮が上級ファブリック、8インチのディスプレイオーディオや6スピーカーが標準装備されるなど、最上級に相応しい装備内容となります。
新型フィットの「e:HEV リュクス 4WD」は、優雅で心地よい時間が過ごせる空間を目指し、質感や手触りのよさを追求した専用の本革シートを標準装備。
外観デザインには、プラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールを採用し、上質感を高めています。
※ ※ ※
新型ヤリス、新型フィットともに、エントリーグレードともっとも高額なグレードの価格差は100万円前後となり、両車とも、エンジンの仕様や装備の違いなど、ユーザーの使用環境や好みに応じて選べる多様なグレードが用意されています。
本来であれば、新型フィットは2019年10月に発売される予定でしたが、電動パーキングブレーキの不具合により、発売が延期されていました。
奇しくも同タイミングで発売されることになった新型ヤリスと新型フィットは、どちらもトヨタとホンダの主力モデルということで、ライバル競争の行方が気になるところです。
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みんなのコメント
家族+ちょっとしたお出かけ用ならフィット。
あとは好み次第だけだと思うよ。
経済的にみたらそりゃ安くて燃費もよいヤリスだし、安全装備や電動車に限りなく近い乗り味を求めるならフィットでしょ。
販売数はきっとヤリスが圧倒するだろうけどね。