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日産にもあった!? 超コンパクトミニバン「キューブキュービック」! 今こそ復活を期待したい「まるでソファ」なオシャ内装とは

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日産にもあった!? 超コンパクトミニバン「キューブキュービック」! 今こそ復活を期待したい「まるでソファ」なオシャ内装とは

■鮮烈「レッド」内装がオシャな「コンラン」仕様も

 ファミリー層を中心に根強い支持を集め続ける3列シートレイアウトの「ミニバン」は、各社から様々なサイズのモデルが登場していますが、なかでもトヨタやホンダでは全長4.3m級のコンパクトなミニバンを用意し、好調な販売台数を示すなど注目を集めています。
 
 今はラインナップがない日産でも、過去には同様のコンパクトミニバンがありました。その名は「キューブキュービック(cube3)」。復活を期待したいキューブキュービックについて紹介します。

【画像】オシャな内装がイイ! ショーモデル「キューブキュービック+コンラン」を写真で見る(32枚)

 日産「キューブ」は、コンパクトカーのパワートレインを活用しながら、デザイン性の高い独自の背高ボディを組み合わせた2列シートのコンパクトハイトワゴンです。

 そして2002年登場の2代目キューブをベースに全長やホイールベースを延伸し、3列シートをレイアウトしたのがキューブキュービックの成り立ちとなります。

 パワートレインは1.4リッターDOHCエンジンのみの設定で、4速ATとエクストロニックCVTが選択可能でした。

 ソファを思わせるインテリアに加え、2色の内装色と8色のボディカラーをラインナップし、個性と機能を兼ね備えた左右非対称デザインとともに、内外装ともにファッショナブルな仕上がりを特徴としました。

 そしてこのキューブキュービックの歴史のうえで特に注目したいのは、2003年に開催された第37回東京モーターショーに出展されたキューブキュービックのコンセプトカー「キューブキュービック+コンラン&パートナーズ(Cube3+Conran & Partners)」です。

 建築やインテリアデザインを手掛けるコンラン&パートナーズは、ファッショナブルな家具や照明、インテリアアイテムなどを扱うセレクトショップ「ザ・コンランショップ」でも知られるイギリス企業で、日産とコラボを組み、キューブキュービックの新たな世界を探求しました。

 キューブシリーズの「カドを丸めたシカク」というデザインテーマと、ロンドン発想によるコンランの考える日本の美「丸」との融合を図ったといい、日産社内デザインによる内外装のトータルカラーコーディネーションを表現しています。

 ボディカラーはシブい「シャドーグレイ」で、インテリアは対照的に「DDレッド」という鮮烈なカラー。ルーフも明かり取りの大きな窓がとられるなど、市販車ベースながら大きくイメージを変えた内装となっていました。

 その後イメージを踏襲した市販仕様として、2004年に「Cube+CONRAN(キューブプラス コンラン)」「Cube3+CONRAN(キューブ キュービック プラス コンラン)」として期間限定で販売。

 さらに2006年には「Plus CONRAN(プラスコンラン)」として、「キューブ」(2列シート車)「マーチ」「ラフェスタ」にも同様に期間限定で設定されています。

 このようにインテリアにこだわる姿勢は、2008年に実施されたキューブのフルモデルチェンジでも存分に発揮されましたが、残念ながらこの際、3列シート仕様のキューブキュービックは廃止されてしまいました。

 全長3900mmと非常にコンパクトなサイズで、3列目席の空間が極めて狭かったことや、スライドドアではなかったことなどが、難点となったようです。

※ ※ ※

 前出の通り、ライバルメーカーではコンパクトミニバンをラインナップし、ともに売れ筋上位のモデルとなっています。ともに後席にスライドドアを備えるとともに、部屋を思わせる洒落たインテリアを特徴としています。

 日産ではMクラスミニバン「セレナ」でこの領域をカバーしていますが、小型なモデルを求めるユーザーの需要を完全に補完するのはなかなか難しい現状があります。

 改めてライバルに負けないオシャレな内外装をウリにした、新世代版キューブキュービックの復活を大いに期待したいところ。その際には、ライバル同様の4.3m級の全長と後席スライドドア装備は必須となるでしょう。

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みんなのコメント

12件
  • もう20年以上前の話になるのかぁ。
    この車のCMはよく憶えている。
    外人さん達が乗り込むんだよなぁ。
  • これはミニバンでなくコンパクトカーでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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