ヤン・マグヌッセンはコルベット・レーシングの一員として長年活動してきたが、2019年限りでチームを離脱。FIA世界耐久選手権(WEC)LMP2クラスに参戦しているハイクラス・レーシングからルーキーテストに参加し、ル・マン24時間レース参戦を目指すようだ。
1990年代後半にF1で活躍した後、2004年にコルベット・レーシングに加入したマグヌッセン。以後の16年間でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシリーズチャンピオンに4度輝いた他、デイトナ24時間レースで1勝、ル・マン24時間レースでも4度のクラス優勝を飾った。また、現在ハースF1で活躍中のケビン・マグヌッセンの父でもある。
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46歳のマグヌッセンは、次なる戦いの場をLMP2クラスに見出したようだ。マグヌッセンの母国デンマークのチームであるハイクラス・レーシングから、ル・マン24時間レース参戦を目指すという。
ハイクラス・レーシングは、今季からWECのLMP2クラスを参戦している。山下健太がドライブしていることから、日本のモータースポーツファンにもお馴染みだろう。
ただ、マグヌッセンは山下のチームメイトになるわけではないようだ。ハイクラス・レーシングはWECと並行してヨーロピアン・ル・マン・シリーズにも参戦しており、その成績次第ではル・マン24時間レースを2台体制で戦うことができる。”2台目”のマシンはデンマーク人ドライバー3人が起用される予定で、マグヌッセンがそのひとりとなるという。
まずは、12月にバーレーンで行なわれるルーキーテストでLMP2車両をテストするマグヌッセンは「ハイクラス・レーシングのマシンに乗ることができて興奮している」と語った。
「僕が以前プロトタイプカーに乗っていた頃から、かなりの年月が経っている。2017年にデビューして以来、大成功を収めているオレカ07の特徴を学ぶのを楽しみにしている」
「ハイクラス・レーシングは僕にとってパーフェクトな場所だ。僕はチームと長年の関係がある。2020年に、オールデンマークのラインアップの一員として、ル・マンに戻るチャンスは断らないよ」
チームマネージャーのニコライ・ヨハンセンは、次のようにコメントした。
「ヤン・マグヌッセンがバーレーンでテストを行なうということを発表できて嬉しく思う」
「2020年のル・マンにLMP2クラスから出場し、将来的には彼の息子であるケビンとサルト・サーキットで戦うという彼の夢の一部に、ハイクラス・レーシングが加わることができて光栄に思う」
「彼はチームに豊富な経験をもたらす。彼はアメリカで多くの勝利やタイトルを獲得し、世界中に多くのファンがいるんだ」
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