現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > メルセデスF1のボッタス「シーズン序盤から苦しむも、“負け犬”に成り下がるつもりはない」

ここから本文です

メルセデスF1のボッタス「シーズン序盤から苦しむも、“負け犬”に成り下がるつもりはない」

掲載 更新
メルセデスF1のボッタス「シーズン序盤から苦しむも、“負け犬”に成り下がるつもりはない」

 今シーズン、厳しいシーズンスタートを切ったバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、精神面の強さが試されているが、「負け犬」に自ら成り下がるつもりはないと語った。

 昨年チームメイトのルイス・ハミルトンが、ミハエル・シューマッハーと並ぶ7度目のF1世界チャンピオンを獲得した。彼に挑戦すべくボッタスは、2021シーズン開幕前のオフシーズンにマインドセットに重点を置いた“極限の”トレーニングを行なってきた。

■角田裕毅、F1で初のQ3進出も、ラストアタックでクラッシュ「決勝では全てをまとめ、できる限りのポイントを手にしたい」

 しかし、ボッタスは開幕から5戦で2度のリタイアに見舞われるなど、厳しい状態が続いている。直近の第5戦モナコGPでは決勝レースを2位で周回していたが、ピットストップ時にホイールガンがナットをなめ、ホイールを外すことができずにリタイアに追い込まれた。

 これらのリタイアはボッタスのドライバーズランキングにも大きく影響し、トップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)から58ポイント、ハミルトンからは54ポイントも水をあけられている。そればかりかランド・ノリス(マクラーレン)にも先行され、ボッタスはモナコGP終了時で4番手に留まっている。

 モナコGPではボッタスのリタイアに加え、ハミルトンが7位に終わるなど、メルセデスにとっては散々な週末になったことより、コンストラクターズ選手権の首位をレッドブルに明け渡すことになった。

 モナコでの苦戦を受け、メルセデスは第6戦アゼルバイジャンGPに向けて改善点を徹底的に洗い出したことで、バクー市街地コースでのグランプリへの新たな希望を見出したと言うが、グランプリ初日からメルセデス勢は下位に沈んだ。特にボッタスは苦戦し、予選ではハミルトンがフロントロウを確保した一方で10番手に終わった。

 第6戦アゼルバイジャンGPに先立ち、ボッタスは今シーズン序盤から精神的な強さが試されていることを認めながらも、フェルスタッペンとハミルトンによるF1タイトル争いに加わることを諦めていないと明らかにした。

 厳しいシーズンのスタートを精神的にどう対応していくかとmotorspor.comに尋ねられると、「僕の場合、シーズン序盤で間違いなく精神的な強さが試されている」とボッタスは答えた。

「ここ数レースで2度リタイアしていて、決して楽な出だしではなかった。挫折があったと言えるね。重要なのは、そこからどう立ち直り、どう前に進むかだ」

「負け犬が取る選択肢は“諦めること”だが、それは僕がするようなことではない」

「僕はまだとても強い精神力を保てているし、シーズンはこの先もとても長く、たくさんの良いバトルが待っている。できれば沢山勝ちたいとも思っている」

「自分自身を100%信じているし、チームとして僕らにはまだ良い結果を残せる時間がある」

 またボッタスは、モナコGP後のメルセデスの強いチームスピリットを称賛し、レッドブルからの挑戦がチームのモチベーションをさらに高めていると語った。

「僕らは共に戦い続ける。そこに疑いはない」とボッタスは言う。

「僕らは素晴らしいチームスピリットを持ち合わせているし、チーム一丸となることがどれだけ重要かを理解している。僕らはもちろんレッドブルと激しく争っているし、いくつかのコースではフェラーリとも戦うことになる」

「こうしたことが僕らのモチベーションを更に高めてくれる。今年は競争が激しく、みんながやる気に満ち溢れているのは間違いない」

「僕らは良い精神を持っているし、追い求めている結果を得たいと思っている。特に、僕がそうだと言える」

こんな記事も読まれています

日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
レスポンス
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
WEB CARTOP
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
くるまのニュース
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
motorsport.com 日本版
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
くるまのニュース
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
WEB CARTOP
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
カー・アンド・ドライバー
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
日刊自動車新聞
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
AutoBild Japan
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村