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ホンダの新型「シビック日本仕様」を公開

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ホンダの新型「シビック日本仕様」を公開

ホンダは2021年6月24日、新型シビック ハッチバックを世界初公開しました。11代目となる新型シビックは、4月28日にアメリカでセダンのワールドプレミアが行なわれています。このセダンは、アメリカ、中国市場がメインーケットですが、今回発表されたハッチバックは、日本やヨーロッパをターゲットにしています。

なお新型シビックの正式発売は2021年秋とされており、価格や諸元表は現時点では未公開となっています。

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新型シビックの開発コンセプトは「爽快シビック」とされ、最近のホンダのデザイン・コンセプトである、シンプルさ、開放的なキャビンと広い視界、キビキビとした走り、市街地での取り回しの良さ、そしてロー&ワイドなフォルムを追求しています。

グレードは、ベース仕様の「LX」、上級グレードの「EX」という2グレード展開となっています。

関連記事【11代目の新型「シビック セダン」がアメリカでデビュー】

デザインとパッケージ

デザイン、パッケージングは、Aピラー付け根位置を50mm後退させたバックワード・キャビンとし、ボンネット両端を25mm下げmショルダーラインも下げることで、低く滑らかなルーフラインとしながらもクラストップの水平視野角、明るいキャビンとしています。

デザイン的にはCセグメントのハッチバックの中で、最も滑らかで低いフォルムを実現。全長4550mm(+30mm)、全幅1800mm、全高1415mm(-5mm)、ホイールベース2535mm(+35mm)で、全高はCセグメントの中でもトップレベルの低さとなっているものの、樹脂製リヤゲートの採用とゲートヒンジの工夫により、リヤ席のヘッドクリアランスを十分に確保しています。

インテリアのデザインは爽快な朝のリビングをイメージし、清潔感のあるシンプルさ、クリアさを強調した水平基調のデザインとしています。その一方でフロントガラスの映り込みや影の影響を考慮。

またインスツルメントパネル前面はパンチメタルのトリムを採用し、エアコンのエアアウトレットもトリム内に隠されています。また操作系は瞬間認知、直感操作を重視し、エアコン類の調節はあえてダイヤル式を採用しているのも特長です。

さらにスイッチ、操作系は触感、人に対するフィードバック感を重視し、乗員の感性に訴求できるように配慮しています。

パワートレーン

パワートレーンは、現時点ではベーシックな1.5Lターボ+CVT、1.5Lターボ+6速MTの2種類が発表されています。2022年にはハイブリッドが追加される予定です。

継続採用される1.5Lターボ・エンジンは改良され、最高出力182ps/6000rpm、最大トルク240Nm/1700-4500rpmを発生。エンジン制御の改良、ターボの改良、4-2集合式シリンダーヘッド一体型排気マニホールドの採用、排気VTECの採用などにより出力特性を改良しています。

CVTは、ドライバビリティ、エンジン音と加速の一体感などを重視してチューニング。なおCVTのドライブモードは、ECON、ノーマル、スポーツの3モードで、エアコン、CVT変速、駆動特性などが一体で変更されます。

ボディ、シャシー

新型シビックのプラットフォームは従来型を改良し、骨格を一段と強化した高剛性プラットフォーム&ボディとし、ボディの骨格部材の強化、構造用接着剤の大幅な採用などにより、ねじり剛性は19%以上向上しています。

ボディパネルでは、ボンネットはアルミ製、リヤゲートは樹脂製としています。

走りのイメージは爽快感、一体感のある高い質感の操舵フィーリング、すっきりした乗り心地の実現です。そのため電動パワーステアリングの制御プログラムの改良、サスペンションのブッシュやベアリングの改良などに加え、ホイールベースの延長、リヤトレッドの12mm拡幅などを行なっています。

同時にロードノイズの徹底した抑え込みにより静粛性も大幅に向上。クラストップレベルの静粛性能を実現しています。

先進装備

運転支援システム「ホンダセンシング」は、これまでのミリ波レーダー+カメラから100度という広角・高精度画像処理のシングル・カメラ方式に変更。超音波センサーは前後に各4個、リヤ・コーナーレーダーを装備し、全方位の検知性能が向上しています。

運転支援システムは全車速追従タイプの操舵支援付きアダプティブクルーズコントロール、前後誤発進抑制機能、ブラインドスポット・インフォメーションなどが追加されています。

またホンダ初のアダプティブドライビングビームを上級グレードに初採用しています。先行車、対向車、歩行者を検知し、低速ではロービーム、市街地での中速域ではミドルビーム、高速道路などではハイビームを自動的に切り替え、なおかつ歩行者や他車に対するビームをカットする機能を備えています。

コネクテッド技術はホンダe、ヴェゼルに続き通信モジュールを標準装備し、コネクテッドサービスを使用できます。

またインフォテイメントは9.0インチのディスプレイオーディオを標準装備し、コネクテッドサービス、スマートフォンとの連携が可能になっています。

上級グレードのEXには専用装備されたボーズ製の12スピーカー「センターポイント」オーディオを設定し、臨場感のあるオーディオを選ぶことができます。

なお、今回発表された2グレードは寄居工場で生産されます。また2022年にはハイブリッド・モデル、タイプRの追加が行なわれる予定となってます。

新型シビック特設サイト:https://www.honda.co.jp/CIVIC/new/

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