ヘッドライトに施された謎の「バツ印」の意味を知ってる?
ヘッドライトには夜道を明るく照らすのはもちろん、周囲のクルマや歩行者に自分の存在を知らせる重要な役割があります。
フロント部分の目立つ場所にあるのでバイクのイメージに大きく影響するパーツでもあるため、ヘッドライトのデザインによって好き嫌いが分かれる事も少なくありません。
そんなバイク用ヘッドライトの定番といえば、ホンダの「スーパーカブシリーズ」に代表される丸形で、古くから高い人気を誇ります。しかし現在はLEDが普及したことで、小型のヘッドライトでも十分な光量が得られるようになり、デザインの自由度が格段に上がりました。
たとえばホンダの「CBR400R」や「X-ADV」のように、2眼式のスタイリッシュなヘッドライトは、スーパースポーツやスクーターモデルを中心に採用されています。
その一方で、ヤマハ「MT-9」やスズキ「GSX-S1000GX」のような非常にコンパクトなヘッドライトも、最近ではトレンド。
このように、近年はヘッドライトの形のバリエーションが増え、バイクのデザインにも大きな影響を与えています。
この謎の「バツ印」には、どのような意味があるのか
そんな中、ドゥカティの「スクランブラーシリーズ」からは、丸形ヘッドライトにブラックの「バツ印」のガードが施されたモデルが販売されました。
バツ印は元々、サーキット走行を行うバイクがクラッシュした際に、レンズの破片が飛び散らないようにするためのテーピングとしての役割を持っていました。
ガラスレンズの破片がコース上に散らばって他のバイクが踏んでしまうと、パンクなどをして二次災害につながる可能性があるからです。
実際コースの清掃が大変だったり、スタッフがケガをする恐れがあるので、サーキットを走行するバイクには安全上のルールとして、ヘッドライトにテープを貼り付けることが決められています。
なお、飛散防止が目的なのでガラス面だけに貼るのではなく、カウルの部分などにかかるように、ライトからはみ出すように大きく貼る事が必須。
またテーピングに用いるテープの種類はとくに決まりはありませんが、ほどよく伸縮する上に剥がしやすく、テープのあとが残りにくいビニールテープを使うのが一般的。
カラーも自由ですが、養生テープだと粘着力が弱すぎて、走行中の風圧ではがれてしまうことがあるのでテーピングとしては不向きです。
ただし、近年は樹脂製のヘッドライトが主流になっているので、義務になっていないケースもあるとの事。樹脂は万が一割れてもガラスのように細かく散らばらない上に、破片の断面も鋭利に割れず危険が少ないため、飛散防止をする意味が無い事が理由として挙げられます。
なお「テープを貼ったまま公道を走行すると、警察の取り締まりの対象になるのではないか?」と思う人も居るかもしれませんが、十分な光量が出ていれば問題はありません。
ただし警察官の判断によっては、その場ではがすよう注意を受ける可能性もゼロではありません。
また、安全運転義務違反や不正改造とみなされてしまう可能性もあるので、公道走行時は剥がしておいたほうが安心です。
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みんなのコメント
と思ったらサーキット走行時のテーピングかい(笑)
サーキットはヘッドライトだけでなくテールランプもそうだしミラーもウィンカーも取り外しが必要で、なんならオイルドレンボルトのワイヤーロックも必須です。
サーキットで走行する車両は他車に迷惑をかけない為の約束事、ルールです。
ですがサーキット専用車両はもともと保安部品付いていませんけどね。
字の通り飛散防止ですが、それ以外に意味ある?