現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記

ここから本文です

ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記

掲載 更新 3
ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記

いい歳をした男には、往々にして、SUVよりセダンが似合うのではないか? それも、昨今多くなってきた4ドア クーペのパーソナルな雰囲気こそ、おとなの男にぴったりではないか!

かっこうのモデルが、さきごろ登場した。BMWの「2シリーズ グランクーペ」である。全長4526mmのボディは、2005年に発表された先々代「3シリーズ(E90)」の4525mmとほぼ同寸。「いまの3シリーズは大きすぎるなぁ」と、感じているひとにもよい。

“辛さ”好みで選ぶべし! アルピーヌ A110S 試乗記

ギャラリー:ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記M235i xDriveが搭載するエンジンは1998cc直列4気筒ガソリンターボ。最高出力306ps/5000~6250rpm、最大トルク450Nm/1750~4500rpmを発揮する。www.daniel-kraus.comM235i xDriveの最高速度は250km/h。Tom KirkpatrickBMW Mモデル専用のパーツを多数装着するインテリア。Tom Kirkpatrickスポーツタイプのシート(電動調整式)は、ヘッドレスト一体型。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は4.9秒。Tom KirkpatrickM235i xDriveの駆動方式は電子制御4WD。Tom Kirkpatrick220dグランクーペの最高速度は235km/h。Tom Kirkpatrickインテリア デザインはすでに販売されている現行「1シリーズ」とおなじ。Tom Kirkpatrickシート表皮はレザーも選べる。Tom Kirkpatrickすべてのドアはサッシュレス。Tom Kirkpatrickセンターコンソール付きのリアシートは3人がけ。Tom Kirkpatrickリアシート専用のエアコン吹き出し口&USB充電端子(2個)。Tom Kirkpatrickラゲッジルームの通常時容量は430リッター。リアシートのバックレストは40:20:40の分割可倒式。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は7.5秒。Tom Kirkpatrick【主要諸元(220dグランクーペ欧州仕様)】全長×全幅×全高:4526mm×1800mm×1420mm、ホイールベース2670mm、車両重量1505kg、乗車定員5名、エンジン1995cc直列4気筒DOHCディーゼルターボ(190ps/4000rpm、400Nm/1750~2500rpm)、トランスミッション8AT、駆動方式FWD、タイヤサイズ225/45R17、価格-。Tom Kirkpatrick“グランクーペ”とは、BMWが開拓したボディ形状。前席重視の、ちょっとキャビンが小さいクーペライクな4ドアないしは5ドア モデル。2012年登場の「6シリーズ グランクーペ」、2014年登場の「4シリ−ズ グランクーペ」、そして2019年登場の6シリーズグランクーペの後継の「8シリーズ グランクーペ」などがある。

2シリーズ グランクーペの国際試乗会は、2020年2月、ポルトガルのリスボンでおこなわれた。現地は日本と異なり春。気温は20℃近くあり、黄色い小さな花が草地に咲く。

試乗コースは、リスボンから高速道路に乗り、近郊の山岳路を経て海沿いの道を走るもの。

2シリーズグランクーペは、2019年に販売開始された新型「1シリーズ」と基本プラットフォームを共用する。試乗車は、全輪駆動のトップグレード「M235i xDriveグランクーペ」と、ディーゼル エンジンを搭載する「220dグランクーペ」の2台。

試乗した2台の2シリーズ グランクーペは、どちらもすばらしい出来だった。一足とびに結論を書いてしまうと、最近乗って”すばらしい!” と、感心した新型1シリーズを上まわっているのでは? と、感じたほど。

ギャラリー:ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記M235i xDriveが搭載するエンジンは1998cc直列4気筒ガソリンターボ。最高出力306ps/5000~6250rpm、最大トルク450Nm/1750~4500rpmを発揮する。www.daniel-kraus.comM235i xDriveの最高速度は250km/h。Tom KirkpatrickBMW Mモデル専用のパーツを多数装着するインテリア。Tom Kirkpatrickスポーツタイプのシート(電動調整式)は、ヘッドレスト一体型。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は4.9秒。Tom KirkpatrickM235i xDriveの駆動方式は電子制御4WD。Tom Kirkpatrick220dグランクーペの最高速度は235km/h。Tom Kirkpatrickインテリア デザインはすでに販売されている現行「1シリーズ」とおなじ。Tom Kirkpatrickシート表皮はレザーも選べる。Tom Kirkpatrickすべてのドアはサッシュレス。Tom Kirkpatrickセンターコンソール付きのリアシートは3人がけ。Tom Kirkpatrickリアシート専用のエアコン吹き出し口&USB充電端子(2個)。Tom Kirkpatrickラゲッジルームの通常時容量は430リッター。リアシートのバックレストは40:20:40の分割可倒式。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は7.5秒。Tom Kirkpatrickはじめに試乗したM235i xDriveは225 kW (306ps) の最高出力を持つ1998cc直列4気筒ガソリンターボ エンジンを搭載、トルセン式センターデフを備え、トルクはフロント100から、最大でリアとフロント50対50まで可変配分する。

パワフルなクルマだ。ドライブモードはベーシックな「コンフォート」でも十分速いが、「スポーツ」に切り替えると、飛び出すような加速感を味わえる。エンジンはよくまわり、最高出力に達する5000rpmを超えたあたりのパワー感はじつに気持がいい。かなりスポーティな設定である。

いっぽう、乗り心地は意外かもしれないが良い。サスペンション システムはよく動き、路面のショックをしっかり吸収する。BMWの現行「3シリーズ」より快適、と感じたほどだ。

太いグリップのステアリング ホイールを握り、パドル シフトの操作によって、任意でシフトアップあるいはシフトダウンをしながら走ると、まさにスポーツカーだ。

乗り込んでしまえば快適そのものもう1台の試乗車、220dは、1995ccの直列4気筒ディーゼルターボ エンジンを搭載し、前輪を駆動する。140kW(190ps)の最高出力と、400Nmもの最大トルクを発生する。

M235i xDriveとはべつの魅力をそなえたモデルだ。こちらはひとことで言えば、あたりがやわらかい。“力はあるが、ソフト”という印象である。最大トルクは1750rpmから発生するので、アクセルペダルを軽く踏み込んだだけで、ぐいぐい加速する。

足まわりはあたりがやわらかく、気持がいい。BMWのシャシーエンジニアに話を訊いたところ、「快適性がなによりの眼目で、バンプラバーなどの設定を見直し、1シリーズよりも乗り心地をよくしました」と、述べた。

高速道路でのハイスピード クルーズは、エンジン音や風切り音、ロードノイズがよく抑えられているのに感心した。コストがしっかりかかっている印象である。

後席も前席でのよい印象と変わらない。乗り心地はよく、静粛性も高いので、まるで7シリーズのようだった……とは、言い過ぎかもしれないが、居心地は本当に良かった。

とはいえ、後席に乗りこむときは、ルーフラインがやや下がっているので、腰をかがめる必要がある。でも乗りこんでしまえば、ホイールベースは2670mmもあるから、充分に余裕を感じる。

ギャラリー:ちょうどいい美しさ~BMW 2シリーズ グランクーペ海外試乗記M235i xDriveが搭載するエンジンは1998cc直列4気筒ガソリンターボ。最高出力306ps/5000~6250rpm、最大トルク450Nm/1750~4500rpmを発揮する。www.daniel-kraus.comM235i xDriveの最高速度は250km/h。Tom KirkpatrickBMW Mモデル専用のパーツを多数装着するインテリア。Tom Kirkpatrickスポーツタイプのシート(電動調整式)は、ヘッドレスト一体型。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は4.9秒。Tom KirkpatrickM235i xDriveの駆動方式は電子制御4WD。Tom Kirkpatrick220dグランクーペの最高速度は235km/h。Tom Kirkpatrickインテリア デザインはすでに販売されている現行「1シリーズ」とおなじ。Tom Kirkpatrickシート表皮はレザーも選べる。Tom Kirkpatrickすべてのドアはサッシュレス。Tom Kirkpatrickセンターコンソール付きのリアシートは3人がけ。Tom Kirkpatrickリアシート専用のエアコン吹き出し口&USB充電端子(2個)。Tom Kirkpatrickラゲッジルームの通常時容量は430リッター。リアシートのバックレストは40:20:40の分割可倒式。Tom Kirkpatrick静止状態から100km/hまでに要する時間は7.5秒。Tom Kirkpatrick最近のBMWのセダンは、足まわりが硬くて、スポーティになりすぎているのでは? と、思っていたけれど、2シリーズ グランクーペには、かつての3シリーズ、とくにE36(1990年発表の3代目3シリーズ)あたりが持っていた、しなやかな乗り味を有していたのが嬉しかった。懐かしさから、思わず笑顔になってしまうドライブフィールだ。

2シリーズグラン クーペは、2020年3月中に日本に導入される。導入モデルはM235i xDriveグランクーペ(665万円)と、1498cc直列3気筒ガソリンターボ エンジン搭載の「218iグランクーペ」(369万円~)。今回試乗した220dグランクーペの導入は先になるようだ。

文・小川フミオ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
AUTOSPORT web
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
くるまのニュース
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
AUTOSPORT web
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
ベストカーWeb
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
Auto Messe Web
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
AUTOCAR JAPAN
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
WEB CARTOP
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
レスポンス
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
motorsport.com 日本版
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース

みんなのコメント

3件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

502.0724.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

199.8548.0万円

中古車を検索
2シリーズ グランクーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

502.0724.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

199.8548.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村