■実質的には同サイズ、しかし視覚的にはより大きく見える新型フライングスパー
ベントレーの新型「フライングスパー」が日本のメディアにお披露目されました。ボディサイズはほぼ先代モデルと変わらないサイズなのですが、視覚的によりワイドで全長も長く感じます。それは一体なぜなのでしょうか。
高級車の車検は高い!は本当か 新車時4000万円「ベントレー」の車検費用は?
第1世代のフライングスパーは、2005年から2012年まで販売され、「世界最速の4ドアサルーン」を標榜していました。先行して市販化されていたハイパフォーマンスクーペである「コンチネンタルGT」の精神を受け継いだゴージャスな4ドアサルーンでした。
そのため正式名称は「コンチネンタル・フライングスパー」となっていました。
第2世代のフライングスパーは、2013年から販売され、「ハイパフォーマンス・ラグジュアリーセダン」がコンセプトとなり、日常使用を目的としたラグジュアリー性とパフォーマンスを組み合わせたスポーツセダンでした。
今回新しくなった第3世代では、「世界でもっとも信頼のおける4ドアグランドツアラー」がコンセプトです。俊敏なスポーツセダンの敏捷性とリムジンの持つ洗練性を併せもっています。
ボディサイズは、全長5316mmX全幅1978mmX全高1484mmです。先代モデルに比べて、全長+21mm、全幅+2mm、全高-4mmとなっており、ほぼ同サイズといえます。
しかし、ホイールベースは先代比+129mmとなり、フロントアクスルが130mm前方に移動してオーバーハングが短くなりました。さらにホイールに新設計の22インチを採用したことで、視覚的に全長が長く見える効果が生まれたのです。
またフロントグリルは幅広くなり、「ミュルザンヌ」と同じ垂直ラインのバーチカルベーンを採用したことで、先代よりもワイド&ローに見えます。
全体的に彫りの深いデザインになり、優雅さとたくましさを兼ね備えたプロポーションとなっています。そしてフライングスパーという名前が復活してはじめて、ボンネット先端に「フライングB」のマスコットを現代版フライングスパーで採用しました。
■運転してよし、ふんぞり返ってよしの贅沢なスポーツセダン
新型フライングスパーは、プラットフォームが刷新されています。アルミ押出成形、鋳造、高強度鋼に関する最新技術を活用し、クラストップのボディ剛性を実現し、ハンドリングと強度が最適化されています。
エンジンは6リッターW型12気筒ツインターボの強化版で、8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされます。
最高出力は635馬力、最大トルクは900Nm、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は333km/hです。
フロントアクスルを130mm前方寄りに配置したことにより、重量配分が向上した新型フライングスパーは、アクティブAWD、オールホイールステアリング、ベントレーダイナミックライドと相まって、非常に扱いやすくハンドリングが格段に向上しています。
先代モデルでは常時AWDで、前後トルク配分が40:60に固定されていました。しかし新型フライングスパーでは、通常は後輪駆動ですが、路面状況の変化やスリップの発生などを検知すると、自動的にフロントアクスルにもトルクが伝達されるアクティブAWDとなりました。
前後のトルク配分はドライブダイナミクスモードに応じて変化します。「コンフォートモード」と「ベントレーモード」では、フロントに最大480Nmのトルクが伝達され、優れたグリップとドライバビリティをもたらします。「スポーツモード」では280Nmに制限され、ダイナミックな走りが可能となります。
オールホイールステアリングは完全新設計となり、低速走行時には後輪が前輪と逆方向に操舵され、回転半径が小さくなることで取り回しがしやすくなります。
高速走行時には前輪と同じ方向に後輪が操舵されるので、車線変更の際の安定性が確保されます。
ベントレーダイナミックライドは、ハンドリングと乗り心地を向上させるシステムです。3チャンバーエアスプリングは先代モデルよりもエア量が60%も多くなり、スポーツ走行向きの硬めのバネ設定から贅沢なリムジンのような洗練された乗り心地まで幅広く対応します。
※ ※ ※
ベントレーモーターズジャパン代表のティム・マッキンレイ氏は、メディア向け発表会において、次のように挨拶をしました。
「2005年に第1世代のフライングスパーを日本に導入して以来、究極のパワー、パフォーマンス、そしてクラフトマンシップを求めるカスタマーの方たちに受け入れられてきました。
これまで1400人を超えるフライングスパーのオーナーの方たちが、このクルマでの体験を楽しんでおり、また彼らのベントレーブランドに対するロイヤリティに感謝を申し上げたいと思います。
3代目となる新型フライングスパーは、自らステアリングを握るもよし、後席に座るもよしというリムジンのような贅沢さとスポーツセダンの性能を兼ね備えたクルマです。
その姿はこれまでにないほどの威厳を周囲に放ち、インテリアはクラストップレベルの品質とデザインで彩られ、ユーザーを第一に考えた最新技術を惜しみなく搭載しています。
この新型フライングスパーをひとことでいい表すとしたら、『世界最先端のラグジュアリー・グランドツーリング・スポーツセダン』です」
新型フライングスパーの車両価格は、2667万4000円(消費税込)で、日本でのデリバリーは、2020年第2四半期となります。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?