2017年4月12日、ジャガー・ランドローバーはこれまでに10億ポンド(約1430億円)を投じて開設・拡張をしてきたエンジン・マニュファクチャリング・センター(EMC:Engine Manufacturing Centre)で、INGENIUM(インジニウム)ガソリン・エンジンの製造を開始した。300psを発揮する2.0L 4気筒のインジニウムガソリンエンジンは、F-TYPEの2018年モデルに搭載される予定となっている。
すでにジャガー・ランドローバーでは、EMCにおいて過去2年間に40万基以上のインジニウム・ディーゼルエンジンを製造しているが、今回の発表はさらなるEMCの拡張と、それに伴う雇用の拡大、地域経済の活性化という側面を持っている。
ジャガー・ランドローバーにおいてのEMCは、英国が世界的な競争力を維持するために必要なスキルと能力を持つ人材を育成するというジャガー・ランドローバーの戦略的な投資計画が着実に遂行していることを示すものとなっている。
ーーEMCオペレーションズ・ディレクターとレバー・リークス氏「私たちは、超低排出ガスとハイパフォーマンスを両立したガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンを、現行および将来のジャガーとランドローバーの全車両に搭載することを目指しており、INGENIUMガソリン・エンジンの製造開始は、EMCにとって重要な節目となります。さらにEMCは、雇用の面でも地域経済に貢献しています。開業時に1,400名の技術職の新規雇用をコミットしていましたが、今月末に1,400番目の従業員を迎える予定です」とコメントしている。
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