■EVユーザーしか知らない? 冬のEVは充電が難しい!?
季節は冬となり、積雪地域では毎日多くの雪が観測されています。
そんななかSNSでは積雪地域で電気自動車(EV)を所有するユーザーのある投稿が話題となっています。どういった投稿なのでしょうか。
SNSでは大阪の人(@itiyuki)さんが、積雪地におけるEVの充電の大変さについて以下のように投稿しています。
「エンジンなくて排熱もないからボンネットの雪が溶けなくて走ってると凍りつく。
充電ポートの蓋も凍りついてスクレイパーとかツッコんで氷を割らないと開かなくなる。
前に充電ポート付けるのはいい加減止めて欲しい」
このツイートに加え、所有車であるEVの画像も投稿されており、車両は日産「リーフ」と見られます。
リーフの充電ポートはクルマの最前方の中心部分に設計されており、付近には雪が張り付き、充電ポートの蓋の部分は凍りついているような様子ということが分かります。
この投稿は1万5000件ほどの「いいね」がつけられ、ほかのユーザーから多くの声が寄せられており、投稿内容に対して共感するような意見が多く、「大変そう…」「せめて側面に充電ポートがあれば良いのに」といった声が見られます。
また、同じように積雪地でEVを所有しているユーザーからは「冬の間はヒートガンを携帯しています」という対策についての意見も見られました。
さらに大阪の人(@itiyuki)さんは、続けて充電中の様子についても投稿しており、このときの状況について、以下のようにツイートしています。
「頑張って蓋を開けて充電しても屋根のない充電器だと雪だらけになってコレまた蓋が閉まらなくなる…」
画像を見ると、充電ポートを開けて充電自体はできているものの、長時間の充電と降り続く降雪により、充電器の持ち手部分には厚く雪が積もり、充電ポートのなかには雪が入り込んでしまっています。
このように、積雪地域ではEVを充電するための充電ポートが凍ってしまったり、降雪によりクルマの機械部分に雪が入り込んでしまうなど、地域ならではの大変さが伺えます。
※ ※ ※
一方、EVのなかには、充電ポートが側面や後方に設計されているものもあります。
側面の場合は比較的、ガソリン車の燃料給油のようにスムーズに充電がおこなえるようです。
ただ、後方に充電ポートがある場合については、前方に設計されている場合と同じように雪が積もり、充電するのは容易ではない場合もあるようです。
今回話題となった投稿には、クルマの前方・後方に充電ポートが設計されているユーザーからのコメントや写真も多く見られ、積雪地に住む多くの電気自動車ユーザーが同様の悩みを抱えていることが予想されます。
■同様のトラブルも?対処方法はあるの?
今回の事例は積雪地域で起こるケースといえますが、このようなトラブルは、実際に販売店にもよせられることはあるのでしょうか。
青森県の日産販売店の担当者は、「頻発する事例ではありませんが、過去にお客さまから問合せをいただいたことがあります」と話します。
また、青森県のような積雪の多い地域でのEV実情について以下のように説明します。
「気温の低い青森でも、数センチ程度の積雪では充電ポートが凍ってしまうということは基本的にありません。
ただ、クルマの全面に積雪するくらいの吹雪など、気象状況が酷な場合には充電ポートが凍る可能性は高いでしょう。
比較的暖かい日中に雪が溶けて水になり、それが夜間の冷たい空気で凍ってしまうというケースも考えられます」
このように数センチ程度の積雪ではEVの充電ポートも問題なく使用できるといえますが、大雪や吹雪などにより積雪量が多い場合には、今回話題となった投稿のように充電ポートが凍ってしまう可能性も低くないことがうかがえます。
また、岩手県の日産販売店の担当者も、「当店にはそうした問い合わせの事例はありません」としつつ、「気象状況によってそういったトラブルに見舞われる可能性はゼロではないでしょう」と話します。
では、こうしたトラブルを避けるためにはどのような対策をおこなったら良いのでしょうか。
前出の青森県の担当者は「可能であれば風の向きを考えて駐車をすることが効果的です」といい、下記のように説明を続けます。
「青森県の一部では、西から東に向かって風が吹くことが多く、雪も同様の方向に降り積もります。
そのため、フロントを東の方角に向けて駐車しておくなど、充電ポートに雪が積もらないようにすることをおすすめしています」
一般的にはカバーをかけるといった対策をおこなう人も多いかもしれませんが、このように風向きなどを考慮することも検討してみても良いかもしれません。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「激安っ!」“3550円”で運転免許が取得できる! “技能試験不要”な「1番安い」運転免許と「1番高い」運転免許とは?
[元警察官に聞いた] 押収された違法改造バイクは、警察側で処分するのか? 持ち主に返却するのか?
約100万円! マツダが“新型”「軽トラック」発表! 5速MT+“LSD付き”4WDもアリ! 燃費も高まった「スクラムトラック」に販売店でも反響あつまる
280万円から! ホンダが新型「“3列”SUV」実車公開! MT設定&4.5m以下のコンパクトボディが嬉しい「BR-V」尼に登場
「日本一長い直線道路」なぜできた? 実際に走ってみたら「あれ…意外と時間かかる」理由とは
[新型セリカ]は最後の純ガソリンエンジンで”400馬力超え”を目指す!! マツダからは[ロータリー搭載]の電動車が登場か
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
「EVシフトの踊り場」議論を一蹴! EVシフトに向けて本気のホンダが投入する「10兆円」で何が起こる?
「中国車のイメージは、最先端のEV? 時代遅れのコピー車?」2択アンケート結果は【クルマら部 車論調査】
国民ブチギレ!? なぜ「13年」で“自動車税&重量税”高くなるのか…「クルマは税金の塊」「いい加減見直して~」の声も? 理不尽な重課措置の仕組みとは
みんなのコメント
安易にフロントに付けた感じですね
これを頻繁に繰り返してる
まだEVに変わる時じゃない