現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【ニュース】現存する2台のうちの1台! あのマクラーレンF1の超絶レアなファクトリーチューンドがオークションに登場

ここから本文です

【ニュース】現存する2台のうちの1台! あのマクラーレンF1の超絶レアなファクトリーチューンドがオークションに登場

掲載 更新
【ニュース】現存する2台のうちの1台! あのマクラーレンF1の超絶レアなファクトリーチューンドがオークションに登場

スーパーカーファンならご存じのマクラーレンF1。わずか64台しか生産されていないロードバージョンのうち、マクラーレン自らが手掛けたファクトリーチューンの“LM-Specification”が、8月15日~17日にカリフォルニア州モントレーで開催される「RMサザビーズ モントレーオークション」に出品されることが判明した。

今年もモントレー・カーウィークが始まる。毎年8月の中旬に、米カリフォルニア州のモントレー周辺で数多くの自動車関連イベントが開かれ、とくに世界中の超高級車・クラシックカーとクルマ好きのセレブが集まることで注目されている。

運転免許証番号、12桁の意味。最後の一桁であれがわかっちゃう!

数あるイベントの中でハイライトと言っていいのが、RMサザビーズが開催するオークション。自動車黎明期のクラシックカーから激レアのスーパーカーなど、まさに垂涎のコレクションが次々にオークションにかけられる様は壮観だ。

さて、開幕まで4週間を切り、RMサザビーズ モントレーオークションの今年のラインアップが見えてきた。その中に超の付く珍しいクルマを発見した。それが「1994年型 マクラーレンF1 “LM-Specification”」だ。マクラーレン・カーズ(現マクラーレン・オートモーティブ)のファクトリーでLM仕様にチューンされた2台のうちの1台だ。

ベースとなったマクラーレンF1は、エンジニアリングはF1マシンの設計で知られるゴードン・マーレー、デザインはピーター・スティーブンスが手掛けた。カーボン+アルミハニカムのモノコックボディはわずか180kg、エンジンなどを含めた総重量も1140kgしかない。しかも、シートレイアウトは特殊な並列3シーターで、中央に運転席を置き、やや後方左右に助手席を配置する。

ミッドに縦置きマウントされるエンジンはBMW製の6.1リッターV12DOHC。その最高出力は627bhpで、当時世界でもっとも出力の高いクルマとしてギネスブックに載るなど話題となった。ちなみに、エンジンルーム内には遮熱のために金箔が張り巡らされ、インコネル製のエキマニやマフラー、チタン削り出しのショートパーツや車載工具など、採算を度外視したパーツがセレクトされている。その車両価格は当時およそ1億円と言われたが、ロードカーの生産は64台(1994年~1997年)で終了したと言われている。

マクラーレンF1のバリエーションといえば1994年~1997年に28台が生産されたレース専用車の「GTR」、1995年にル・マン24時間総合優勝を記念してGTRをベースにプロトタイプ1台を含む6台が生産された「LM(LM for Le Mans)」、1997年にホモロゲーション取得用に3台が生産された「GT」が知られている。

ところが今回オークションに登場する「1994年型 マクラーレンF1 “LM-Specification”」に関しては、その存在はほとんど知られていなかった。なぜなら、この仕様はいったん販売された車両を再びマクラーレンのファクトリーに戻して仕立て直したものだからだ。1994年型F1をベースに、LM仕様を参考に数々の改造が施されている。

ブラックだったインテリアはキャメルカラーに一新され、ボディカラーもプラチナシルバーメタリックに塗り直された。フロントフェンダーベント付きのGTRノーズと巨大なリアウィングからなる空力効果のハイダウンフォースキット(HDK)も装備されている。

エンジンもLMと同じく、ノーマルの627bhpから680bhpにチューニングされたレーシングユニットが搭載されている。足回りもLM用に準じたレース仕様に、さらにホイールサイズはGTRと同じく18インチに変更されている。

同仕様のクルマは、実は2台存在するようだが、今回オークションに登場するのは紛れもなくそのうちの1台。定期的にマクラーレンでメインテナンスを受けてきた、まさに珠玉の一台だ。

果たして今回の落札価格は? ベース車両の当時新車価格が1億円、しかも超貴重なファクトリー・チューンともなれば10億円は軽く超えるかも知れない。

[ アルバム : マクラーレンF1 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索
カリフォルニアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村