■ホンダ新型「シビック“セダン”」発売
ホンダのアメリカ法人は2024年6月12日、「シビック(セダン)」の改良新型を2025年モデルとして発表しました。
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シビックは、1972年の発売以来、世界で累計2700万台以上を販売しているグローバルモデルです。初代は当時、北米の通称「マスキー法」に定められた極めて厳しい排ガス規制を初めてクリアした画期的なエンジンを搭載し、車名の通り「市民の」クルマとして、大反響を呼びました。
現行モデルは2021年登場の11代目にあたります。ボディタイプはセダンとハッチバックの2種類。
現在、日本ではハッチバックのみですが、アメリカでは2種類が展開され、2006年、2016年に続く3度目の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
今回発表された2025年モデルのポイントは2つ。フェイスリフトとパワートレインの再編です。
従来型はヘッドライトとグリルが黒基調でつながっているようなデザインでしたが、2025年モデルはヘッドライトとグリルの間にボディ同色の境界線を設けて、それぞれの存在を活かしたデザインとなっています。バンパーのデザイン変更と相まってすっきりとした印象になりました。
パワーユニットは従来の1.5リッターターボ(最高出力205ps)が廃止され、新たに2リッター(最高出力150ps)と2リッターハイブリッド(システム最高出力200ps)が設定されます。同パワートレインについて「タイプRを除く、シビック史上、最もパワフルな」と説明します。
ホンダ米国法人の副社長は「シビックはコンパクトセグメントで販売No.1のモデルです。ホンダはアメリカでハイブリッド車の普及に大きく貢献しています。アコードハイブリッド、CR-Vハイブリッドに次いで登場したシビックハイブリッドによって、電動車のラインナップはより強固なものになります」と期待を寄せています。
同社はシビックの年間販売のうち約40%がハイブリッド車になると予想しています。ディーラーへのデリバリーはセダンがすでに先行して始まっており、ハッチバックは今夏後半になる見通し。セダンの価格は2リッター車が2万4250ドル(約380万円)から、ハイブリッド車が2万8750ドル(約455万円)からとなります。
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