■トヨタの「軽バン」実はダイハツ製!? OEMの現状
小回り性能の良さと高い積載性、そして維持費も安いということで、軽自動車のワンボックスバン、いわゆる「軽商用バン(軽バン)」はビジネスユーザーに高い人気を誇っています。
その一方、近年はビジネスユースだけでなく、趣味の相棒として一般ユーザーからも人気を集めています。
【画像】「えっ…!」 これが斬新すぎる「軽バン」です! 画像で見る
そんな軽バンですが現在は、ダイハツ「ハイゼット」、トヨタ「ピクシスバン」、スバル「サンバー」、スズキ「エブリイ」、日産「クリッパー」、三菱「ミニキャブ」、マツダ「スクラム」、ホンダ「N-VAN」と各メーカーがラインナップしていますが、実質的には数車種しかありません。
ダイハツ、トヨタ、スバルはハイゼットがベース、スズキ、日産、三菱、マツダはエブリイがベースのOEMモデルとなっているのです(ただし三菱「ミニキャブEV」は三菱製で、日産「クリッパーEV」はそのOEMモデル)。
ほとんどのメーカーがダイハツとスズキからOEM供給を受けているのに対し、ホンダのみ完全自社開発・生産でN-VANを販売。他メーカーからのOEM供給も他メーカーへのOEM供給もしていません。
OEMという点では、ホンダは過去にいすゞと相互OEM供給をしていた時期があり、ホンダからは「アコード」(いすゞ「アスカ」)や「ドマーニ」(いすゞ「ジェミニ」)を、いすゞからは「ミュー」(ホンダ「ジャズ」)や「ビッグホーン」(ホンダ「ホライゾン」)をOEM供給しあっていましたが、軽自動車については現在に至るまでOEM供給を“する”ことも“された”こともないのです。
その理由としてホンダは「現時点でその必要がないため」と過去に回答しています。
しかし、実はホンダ初の四輪車は軽トラックの「T360」であり、その流れを汲んだ「アクティバン」(1979年デビュー)も他社の軽バンとは異なるド・ディオンアクスル式のリアサスペンションやアンダーフロアへのエンジン搭載など、こだわりが満載のモデルを展開していたのです。
このメカニズムは2018年に販売終了となった最終型のアクティバンにまで継続して採用され続けていました。
そうしたこともあってかN-VANも、他社の軽バンのように後輪駆動ではなく、軽乗用車の「N-BOX」のメカニズムを流用した前輪駆動車という独自性を持ったモデルとなりました。
このレイアウトによって荷室の全長は他メーカーの軽バンよりも短くなっているというデメリットもあるのですが、その一方で、前輪駆動の特徴を生かした低い荷室床面高や、助手席までもが完全にフラットになるシートアレンジ、そして助手席側のBピラーをドアに埋め込むことで大開口部を実現。
他メーカーの軽バンにはない特色を持たせることができ、ここでもホンダの独自性が遺憾なく発揮されています。
さらに2024年春にはEV仕様の「N-VAN e:」の登場が控えているほか、交換式バッテリーを用いたN-VANベースの軽EVである「MEV-VAN」をヤマト運輸と共同で実証実験をスタートするなど、より先を見据えた取り組みにも余念がありません。
※ ※ ※
独自路線を突き進むホンダでしたが、2024年3月15日に日産との戦略的パートナーシップの検討を開始する覚書を締結したとアナウンスしました。
自動車車載ソフトウェアプラットフォームやバッテリーEVに関するコアコンポーネント、商品の相互補完などを検討するということで、今後は日産とホンダでOEM供給が始まる可能性もありそうです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
ゴールド免許だと「違反が消える」ってホント? 5年後の“更新”で「ブルー免許に格下げ」される条件は? 実は難しい「ゴールド維持」条件とは!
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
「ホンダと日産の経営統合」報道をめぐりSNS激震、「社風が水と油」など厳しい意見も
「120万円」以上安い! トヨタ新「“8人乗り”アルファード」に大反響! 「最上級モデルの“半額以下”はオトク」「カッコイイ」「黒内装ステキ」の声! 最廉価の「Xグレード」に熱視線!
【カナダ】日産が新型「ムラーノ」初公開! 4代目は“全幅1.98m”の「超ワイドボディ」&パワフルな「ターボ」搭載! 斬新「横一文字」テールライト採用で出展へ!
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
角田裕毅のレッドブル昇格チャンスは潰えたわけではない? ホーナー代表「必要となれば彼に頼ることができると思う」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
今は商用バンもセミキャブだけだからキャブオーバーで出せば唯一無二になれるだろうけど、わざわざ軽の商用バンの為に骨格から作るなんて出来ないでしょうから、これが今のホンダでは精一杯でしょう。