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国産初のミッドシップカー「トヨタ MR2(AW11)」はデートカーの皮を被った?スポーツカーだった【GTmemories 9/第1回】

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国産初のミッドシップカー「トヨタ MR2(AW11)」はデートカーの皮を被った?スポーツカーだった【GTmemories 9/第1回】

1980年代まで自動車メーカー各社が発売に向けて試行錯誤していたが、その市場を読みきれず市販化に至らなかったミッドシップスポーツカー。しかし、そんななかでトヨタが1984年に発売したのが、国産初MRスポーツ「MR2」だった。今回はその魅力を4回に分けてお届けしよう。(GTメモリーズシリーズ第9弾「AW11 トヨタMR2」より一部抜粋)

ミッドシップスポーツカーがリーズナブルな価格で登場
日本で初めてミッドシップ(MR)レイアウトを採用した、2人乗りのスポーティパーソナルカーとして登場したのがトヨタMR2だ。車名は「Midship Runabout 2seater」の頭文字を取ったものだ。それまでミッドシップカーと言えばス-パーカーに代表されるような高価なクルマと相場が決まっていたが、それをリーズナブルな価格で市場投入したのが大きなポイントだった。

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主力のパワーユニットは4A-GELE型だ。1.6L 直4 DOHC16バルブから130ps/6600rpm、15.2kgm/5200rpm(ともにグロス)のパフォーマンスを発生する。今でこそ絶対的なパワーは控えめに聞こえるが、レッドゾーンまで一気に吹け上がるエンジンフィールは、MR2の940~980kgのボディを十二分にスポーティに走らせた。

MRという前後重量配分に非常に優れたボディを支えるサスペンションは、前後ともマクファーソンストラット式を採用した。限界走行時のサスペンションジオメトリーを考えると、ダブルウイッシュボーン式の方が対地キャンバー角などで有利になるが、スポーツ性能と乗り心地、コストなどを考えた結果だろう。ブレーキは4輪ディスクブレーキを採用した。フロントはベンチレーテッドディスクブレーキとして放熱性を高め、より安定した制動力を確保している。

エクステリアも大きな魅力となった。フロントは、リトラクタブルヘッドランプを備え、視界も良好な低いフード、面一で包み込むようなカラード・ソフト・フェイシャーバンパーなどにより、滑らかでシンプルにまとめている。空力特性もCd値:0.34を達成した。リアは、直立バックウインドー、サイドエアインレットやエンジンルームハッチルーバーがMRであることを象徴的に現している。リアスポイラー、デュアルエキゾーストなどによりメカニカルで力強いイメージも表現した。

トヨタMR2 G-Limited(AW11) 主要諸元
●全長×全幅×全高:3925×1665×1250mm
●ホイールベース:2320mm
●車両重量:950kg
●エンジン:直4DOHC
●排気量:1587cc
●最高出力:130ps/6600rpm(グロス)
●最大トルク:15.2kgm/5200rpm(グロス)
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:MR
●車両価格:179.5万円 ※1985年当時

[ アルバム : AW11 トヨタMR2 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

42件
  • 私はMR-Sに乗っていましたが、
    ミッドシップカーをデートカーにするのは無理ですよ。
    シートがリクライニングしないからエッチもできないw
  • リアにエンジンがあるから、シートはろくにリクライニングも出来ない。
    これは、デートカーではないですよ(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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