■販売好調! トヨタ「ヤリス」と「GRヤリス」の違いは?
いまもっとも勢いがある新型車といえば、トヨタ「ヤリスシリーズ」です。
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2020年2月にコンパクトカーの「ヤリス」が登場。8月にはコンパクトSUVの「ヤリスクロス」、9月にはスポーツ4WDの「GRヤリス」と、派生モデルが続々と投入されました。
日本自動車販売協会連合会が発表した2020年上期(4月から9月)の登録台数は7万9400台と、登録車ランキングでトップを記録するなど好調な販売を見せています。
前身の「ヴィッツ」からフルモデルチェンジしたヤリスですが、ほかのコンパクトカーにはないスポーティなスタイルや走行性能が魅力となっています。
しかしそんなヤリスより、さらにスポーツ性能を極めたのがGRヤリスです。両車の違いはどこにあるのでしょうか。
ヤリスは、コンパクトカーに初採用されたTNGA(GA-B)というプラットフォームを用いています。
一方のGRヤリスは、プラットフォームの前側はヤリスと同じ「GA-B」ですが、後ろ側は「カローラ」などと共通の「GA-C」に強化されています。
ボディサイズは、ヤリスの全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmに対し、GRヤリスは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmとなっています。
5ナンバーサイズでコンパクトなヤリスと、全幅が110mm拡大して3ナンバーサイズのGRヤリスは、ベースは半分同じでも別のクルマのようです。
実際に見てみると、ヤリスはコンパクトカーらしいサイズ感ですが、GRヤリスはサイドに張り出したフェンダーや各種エアロパーツにより、ボディがひと回り拡大した印象を受けます。
GRヤリスは、FIA世界ラリー選手権(WRC)を「勝ち抜く」ために生まれたホモロゲーションモデルで、トヨタのモータースポーツ部門である「TOYOTA GAZOO Racing」が開発を担当しました。
外観のデザインも異なり、ヤリスは扇型の大型グリルとシャープなLEDヘッドライトでスポーティな印象です。
一方のGRヤリスは、ほかのGRモデルと共通の大開口のアンダーグリルを装着してさらなるスポーティさを強調。
最上級モデルにはBBS製鍛造アルミホイールにミシュラン パイロットスポーツ 4Sといった装備も採用されています。
GRヤリスのボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド、ドアパネルに加え、SMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固なキャビンを実現しました。
なおドアの枚数は、ヤリスが5ドアなのに対して、GRヤリスが3ドアとなっています。また乗車人数は、ヤリスが5人乗り、GRヤリスが4人乗りです。
※ ※ ※
内装については、基本的には両車とも共通のデザインですが、GRヤリスはホールド性の高い専用シートや、視認性を高めたスポーツメーターなど、スポーツ走行時の操作性にこだわった専用パーツや、「GR」エンブレムが各所に装着されています。
■パワートレインや安全装備は? 一番違うのは価格か?
ヤリスとGRヤリスはパワートレインにも違いがあります。
ヤリスのガソリン車は、新開発の1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンに、スムーズでダイレクトな加速を実現するDirect Shift-CVTまたは6速MT(iMT)を搭載しました。
これに加えて、改良を加えた1.リッター直列3気筒エンジンと小型軽量化したCVTとの組み合わせもラインアップしています。
ハイブリッド車は、1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせ、力強くシームレスな走りを実現。さらに、クラス世界トップレベルのWLTCモード36.0km/Lという低燃費を達成しました。
一方のGRヤリスは、272馬力を発生する新開発の1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載。駆動方式は4WD(GR-FOUR)、トランスミッションは6速MT(iMT)です。
卓越した走行安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できる高出力モデルで、最上級グレードの「RZ ハイパフォーマンス」には、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーを標準装備しています。
さらに、だれでも気軽に楽しめるモデルとして設定された「RS」は、ヤリスと同じ1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTを組み合わせ、駆動方式は2WDとなります。
RSは、WLTCモードで18.2km/Lという低燃費を実現する一方、スポーツ走行でも日常のシーンでも、安全な速度域でパワーを使い切れる楽しさや、意のままに車両をコントロールできるモデルです。
安全装備では、ヤリスには最新の「トヨタセーフティセンス」を標準装備(一部グレード除く)。トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知する機能も備わっています。
また、低速時の事故予防を補助する「低速時加速抑制機能」(トヨタ初)も追加。「レーダークルーズコントロール」や「レーントレーシングアシスト(LTA)」をはじめとした各種運転支援機能も装備されました。
さらに、最新鋭の駐車支援システム「アドバンスドパーク」もトヨタ初搭載。事前に駐車位置を登録することで白線のない場所でも駐車できる世界初の機能を持つほか、ハンドル・アクセル・ブレーキをクルマが制御し、駐車に必要な操作を支援します。
一方のGRヤリスは、トヨタセーフティセンスは設定されているものの、メーカーオプションとなっています。
※ ※ ※
価格の面で、両車は大きく異なります。
ヤリスは、ガソリンモデルが139万5000円から212万4000円、ハイブリッドモデルが199万8000円から249万3000円です。
GRヤリスは、1.5リッター+CVTの「RS」が265万円、「RZ」が396万円、最上級の「RZ ハイパフォーマンス」が456万円と、高性能モデルだけあってヤリスよりも大幅に高額化しています。
GRヤリスは、モータースポーツを戦うために生まれたモデルだけに、走行に関するさまざまな部分を強化。
加えて、数々のスポーツモデルを生産してきた元町工場に専用ラインを新設し、「匠」の技能を有する熟練工が造り込みをおこなうなど、GRヤリスはトヨタ車のなかでも特別なモデルに位置づけられているといえます。
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