アウトドアユース対応のちょっぴりワイルドな新顔登場
ノートの世界が拡大中だ。スペシャルモデルのオーテックをベースにしたクロスオーバーが登場した。ネーミングどおり、ノート本来のコンパクトカーとしての機能性と、アウトドアユースに対応する自在性を融合したマルチモデルである。
日産ノート・オーラNISMOが提示する「電動スポーツ」の新たな刺激
外観はちょっぴりワイルドな印象のフェンダーアーチモールとサイドシルプロテクター、そしてルーフモールディングが個性を主張。室内は専用レザレットシートと本革巻きステアリングが上質な雰囲気を盛り上げる。内装は基本的にオーテックと共通だが、クロスオーバーは各部にブルーステッチが入り、お洒落な印象に仕上げた。駆動方式はFFと、後輪をモーターで駆動する4WDの2タイプから選べる。
クロスオーバーの特徴は車高アップ。全高は1545mmと標準車比で25mm高い。25mmの内訳は専用サスペンションで+20mm、タイヤ(195/60R16)の外径アップ分が+5mm。最低地上高も25mm高くなり、雪道やオフロードでの走破性を引き上げた。車高アップはアウトドアでいつもより少し冒険してみる、といったシーンでプラスをもたらすに違いない。一般的な立体駐車場に対応する車高設定もうれしいポイントである。
メカニズムは標準ノートと共通。eパワーシステムは発電用1.2リッターエンジン(82ps/103Nm)とモーター(116ps/280Nm)の組み合わせ。4WDは後輪を高出力モーター(68ps/100Nm)で駆動。走行&路面状況に応じて駆動力を最適制御する最新システムを採用している。
専用足回りの採用で走り良好。アクティブ派に最適
テストコースで、FFと4WDの双方をドライブした。魅力は車高アップにも関わらず腰高な印象がないこと。足回りはバネ、ダンパーともキャラクターに合わせた専用セッティング。電動パワーステアリングの操舵力も変更されている。ワインディング路を模したコースをハイペースで駆け抜けても安定性はハイレベル。ロール感も自然で心地良いハンドリングが楽しめた。高速走行時の安定性も模範的だ。
走りはFFでも高水準だが、4WDはさらにポテンシャルが高い。中でもしっとりとした乗り心地と、ブレーキの安定感はクラストップ水準。価格はFF比25万8500円高となるが、経済的に余裕があれば4WDを選んだ方が満足感は高いに違いない。
クロスオーバーは、ノートの魅力を確実に引き上げていた。一見5ドアHB、実は優れたユーティリティモデルという性格である。アクティブなユーザーに最適な選択肢が誕生した。
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みんなのコメント
せめてアクアとアクアクロスオーバー、フィットとフィットクロスターくらい差別化すれば、まだ違うモデル感出せるのにな。