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2月に「もっとも売れたクルマ」は? “不動の1位”が大ピンチ!? 新車の納期問題は「ほとんど解消」に 24年2月の販売台数ランキング発表

掲載 更新 9
2月に「もっとも売れたクルマ」は? “不動の1位”が大ピンチ!? 新車の納期問題は「ほとんど解消」に 24年2月の販売台数ランキング発表

■ランキング変化の兆しが見えた2月の販売台数…

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年3月6日、2024年2月度の車名別販売台数ランキングを発表しました。
 

爆売れ確実! トヨタ新型「シエンタクロスオーバー」発表!

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2024年2月 登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「カローラ」(1万4841台)
 ・2位:トヨタ「ヤリス」(1万2495台)
 ・3位:日産「ノート」(1万10台)
 ・4位:トヨタ「プリウス」(9190台)
 ・5位:トヨタ「シエンタ」(8613台)
 ・6位:ホンダ「ヴェゼル」(7520台)
 ・7位:ホンダ「フリード」(7171台)
 ・8位:日産「セレナ」(6594台)
 ・9位:トヨタ「ノア」(6027台)
 ・10位:ホンダ「ステップワゴン」(5992台)

●2024年2月 軽乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万6542台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(1万5066台)
 ・3位:スズキ「ハスラー」(8990台)
 ・4位:日産「ルークス」(7882台)
 ・5位:スズキ「ワゴンR」(7603台)
 ・6位:スズキ「アルト」(6128台)
 ・7位:三菱「デリカミニ/eK」(6009台)
 ・8位:日産「デイズ」(5637台)
 ・9位:スズキ「ジムニー」(3755台)
 ・10位:ホンダ「N-WGN」(2962台)

 2024年2月の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「カローラ」(販売台数1万4841台)が2ヶ月連続で首位を獲得しました。

 上位10位までのうち5車種をトヨタが占めていますが、2023年3月以来、11ヶ月ぶりに日産「ノート」3位に返り咲いた形となりました。

 ノートは2023年12月にマイナーチェンジを実施し、デザインの一新や使い勝手を向上させています。

 6位のホンダの主力SUV「ヴェゼル」は長期の納車待ちが解決傾向にあり、前年同月比で170%超え、10位の「ステップワゴン」も204%を記録しました。

 一方で、ランキング上位の常連だったトヨタ「ルーミー」や「ライズ」は、製造元のダイハツの不正発覚により受注・出荷が停止されていることから、30位圏外へ転落するなどの変化も見られています。

 軽自動車のランキングでは、2023年10月にフルモデルチェンジしたホンダ「N-BOX」(販売台数1万6542台)が1位を獲得し、2022年5月から継続して首位の座を保持しました。

 このN-BOXの最大のライバルとなる「スペーシア」は2023年11月22日に3代目が発売されました。デザインを一新し、安全性能や快適装備も熟成させています。

 スペーシアは1月に1万1316台を記録しましたが、2月には1万5066台と売れ行きを伸ばしており、N-BOXとの差を大幅に縮めています。

 なお、軽自動車もランキングが大きく変化し、2023年5月の発売以来好調な三菱「デリカミニ/eK」や2023年9月にマイナーチェンジした日産「デイズ」が10位以内にランクインした一方、ダイハツ「タント」や「ミラ」などは10位圏外となっています。

※ ※ ※

 登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2024年2月の総合ランキングは以下の通りです。

●2024年2月 新車販売速報 乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万6542台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(1万5066台)
 ・3位:トヨタ「カローラ」(1万4841台)
 ・4位:トヨタ「ヤリス」(1万2495台)
 ・5位:日産「ノート」(1万10台)
 ・6位:トヨタ「プリウス」(9190台)
 ・7位:スズキ「ハスラー」(8990台)
 ・8位:トヨタ「シエンタ」(8613台)
 ・9位:日産「ルークス」(7882台)
 ・10位:スズキ「ワゴンR」(7603台)

 登録車・軽自動車全体では、数年ぶりの全面刷新を果たしたモデルだけでなく、改良や仕様向上が行われていないモデルでも、前年同月比で大きく販売台数を伸ばしたクルマが多数あります。

 その理由として、これまで世界的な半導体不足による部品供給の不透明性や、コロナ禍による工場閉鎖などで新車の長納期化が続いていたのが、ここにきて問題が大幅に改善されたことを示唆しています。

 また、2023年はダイハツの認証不正問題が発覚し、販売台数にもこの不祥事が影を落としています。一部車種では徐々に出荷再開されており、引き続きランキングに変化が生じる可能性があります。

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みんなのコメント

9件
  • ib*********
    発売時から言われていたけど、今回のN-BOXはやっちゃったね。
  • kat********
    やっと納車されたヤリスクロスHEVをみてN-BOXを乗っている後輩が軽より狭いんですねーっと言いやがった。俺、子育て終ったからミニバン(ノア)から乗り換えたんだよ!「狭い」とけっこう言われるが広さ求めるならミニバンから乗り換えないのですよ!子育て中の方はミニバンかハイトワゴンを絶対買ってね!その方が幸せになれます。ドアが~、チャイルドシートが~、狭い~、とか言うアホ多いのよ。試乗して考えて買えよ。スライドドア+ミニバン買っとけ、そうアルヴェルHEVなら客観的に金持ちにもみられるぞ。ほんとにあるかは知らんけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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