昨今、F1の人気が世界中で高まりを見せている。それには、Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive』が大きく貢献しているのは間違いない。そして来年には、F1を題材としたブラッド・ピット主演の映画『F1』の公開も決まっている。
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、この映画『F1』の公開により、F1の人気がさらに加速することを期待している。
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「その影響は非常に大きいだろうね! Netflixが大きかったのなら、この映画も非常に大きなものになるだろう。ハンガリーGPの際には、商業化と宣伝の計画について話し合ったんだ。これにより、まだ実現できていない目標を達成するつもりだ」
そう語るドメニカリCEO。F1の商業権を司るフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)としては、映画の制作陣に、限界を押し広げる必要があると伝えていたという。このことは、単にモータースポーツを題材とした映画を作るだけなら、ありえなかったことだ。
「譲れない要素がひとつあった。それは、この映画独自のことをするということだ」
ドメニカリCEOはそう語った。
「しかし、レースそのものには関与することができない。それはスポーツだからね。だから、その他の様々なカットや様々な要素を使って、我々は映画を作っていく」
「皆さんも、その制作過程を見て興味をそそられることになると思う。我々がマネジメントしている複雑さ、そしてその背後にあるものを、人々が理解してくれることになるからね。本当に感動的だ」
「我々はスポーツとしてのレースを維持することができた。それを理解していただければ、双方にとって興味深いモノになるだろうと確信している。映画を観ていただければ、それがどういうモノになるかが分かるだろう」
ドメニカリCEOはまた、映画で使われたカメラアングルのいくつかは、実際にF1の国際中継映像を制作する上でも、採用することができるだろうと考えているという。
「我々、様々な視野を備えた新しいカメラの技術を共同で開発している」
「だからこれは、我々がいずれ導入する新しい技術を開発するのに、とても良い場所だと思っているんだ」
■コントロールできないモノ
映画をはじめとした様々な施策により、ファンにとっても株主にとっても、F1を良い方向に導く貢献ができたのではないかと、ドメニカリCEOは考えている。
「私はチームプレイヤーだから、”自分が”とは言いたくない」
「我々が実現できたのは、F1を、多くの人たちが考えていなかったような次元にまで引き上げるということだ」
「我々が経験している成長、我々が語っていることの素晴らしさこそ、我々が本当に誇りに思うべきものだ」
「私は株式市場での資本価値を注視しているわけではない。それは私がすべきことではなく、株主がすべきことだ。そして我々に対して信頼を寄せてくれたことに、グレッグ(マフェイ/リバティ・メディアCEO)とリバティ・メディアに感謝しなければいけない」
しかしドメニカリCEOは、まだまだ解決すべき課題があると感じていると語る。
「我々は常に全力を尽くすモードだ」
「満足するということは決してないんだ」
そんなドメニカリCEOは、自分たちの手に負えない問題もあると認識している。例えば2023年には、エミリア・ロマーニャGPが洪水被害のために中止された。また、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響も記憶に新しい。
「我々はたくさん働いている。だから、眠る必要もあるんだ」
そうドメニカリCEOは言う。
「私は自分たちにコントロールできないことについて、心配するような人間ではない。そういう問題の裏には、常にチャンスがあると感じているからね」
「我々にコントロールできないこと、それはコントロール外のものなんだ。その影響を受ける可能性はある。F1は世界的なスポーツだからね」
「政治環境が微妙であることは分かっている。我々はまた、気候変動により、いくつかの問題に見舞われてきた」
「でも自分たちにコントロールできることをしっかりとマネジメントできれば、我々は非常に良い立場にいられると思うんだ」
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